ゴム長靴
ごむながぐつ
ゴムでできた長靴。ゴム長。
概要
一般的に「ゴム長」の略称で親しまれている。
滑りにくく水濡れにも強いため、作業場のほか雨の日や雪道の歩行や雪かき作業でも重宝されており、とりわけ北海道や東北地方や北陸地方(中でも雪の多い北東北や日本海側など)では、晩秋から翌年の春ごろにかけて靴屋の売り場の一角がゴム長売り場と化すことも珍しくない。
また、こうした豪雪地帯では靴底に強力な滑り止め加工(溝を深く大きく掘ったり、金属製のスパイクを取り付けたり)を施したり、内部に毛皮や特殊繊維を用いて保温性を高めるなど、雪国のニーズに応えた工夫がなされているものも多い。
雪のほとんど降らない関東以南でも、近年多発する異常気象への備えとして、ゴム長を常備する家庭や企業が増えてきている。
首都圏でごく稀に雪が降ると、シャベルやタイヤチェーンと並んでゴム長が突然売れ出す光景がニュースで流れるのも首都圏あるあるのひとつであろう。
もともとが作業用の靴ということもあり、長らく「ゴム長=ダサい」というのが定説であったが、現在はポリウレタン製の軽くカラフルなものが出ており、カジュアルで見た目も良いゴム長が多数発売されている。