トリトン

とりとん

トリトンとは、ギリシャ神話の海神。

誘導分岐

1. ギリシャ神話の海神の一人。当記事にて解説。
2. 海王星の衛星の一つ。1が由来。月よりは小さいが冥王星よりも大きく、太陽系最大の逆行衛星。氷の火山がある。
3. 手塚治虫の漫画、およびそれを原作とするアニメ『海のトリトン（青いトリトン）』の主人公の少年、及び作品の略称。
4. アニメ『ギルティクラウン』の登場人物、恙神涯の少年時代のあだ名。
5. ディズニー映画『リトルマーメイド』の登場人物。主人公アリエルの父で海の王様でもある。

概要

ギリシャ神話に登場する半人半魚の姿をした神。海神ポセイドンとアンピトリテの息子。

わがまま、好色で頑固とどうしようもないポセイドンとは対照的に、その父や叔父ゼウスが起こしてしまった水害を鎮めて人々を守った、心優しい好人物（好神物？）。

父親のポセイドンと同じく、彼もまた三叉の矛（トライデント）を持っている。しかし、彼の最たる特徴は、波を立てたり鎮めたりするためにラッパのように吹く法螺貝。 高らかに吹き鳴らされるその音たるや、巨人たちが「強健な野獣のうなり声だ」と勘違いし逃げ出すほど恐ろしいもの。

ギリシア中を大洪水が襲った時、法螺貝を吹いて水を引かせ、デウカリオーンとその妻を助けた。

だからと言って人格者と言うわけでもなく、各地でいたずらやいざこざを起こした民話も伝わる庶民的な魅力と人気を持つ神様でもある。人魚としての姿以外にも下半身がイルカであったり、人面蛇体、半魚人など色々な絵がある。

関連タグ

ギリシャ神話