概要
「実況パワフルプロ野球」シリーズのモードの一つである「マイライフ」に登場する主人公と同期の野球選手。初登場はパワプロ11で、サクセスに於ける矢部明雄の立ち位置。
旧マイライフでは練習中に主人公にボールをぶつけて出会う(最近の作品では普通に寮で出会う事になる)。一人称は「オイラ」で「~だぜ」という語尾が特徴。
ポジションは旧マイライフでは主人公のポジションによって変わる(投手なら投手、野手なら外野手として登場する)が、昨今のマイライフでは外野手で固定となった(後にサブポジションで三塁手も守れる様に)
一部のイベントは彼が絡むイベントもあり、余り放置しすぎると彼が解雇を受けそれらのイベントが進行できなくなる等のデメリットもある為、普段からある程度仲良くしておきたい所。
初登場のパワプロ11からパワプロ2010(PSP版)までは「朗らかだがお調子者でちょっとウザいところもある友人」といった性格付けで、怪我をした主人公を心配して電話してくれたりチームメイトやゲーム進行における有益な情報を教えてくれることもあれば、時にはパソコンを使って不正をした挙句そのままフェードアウトするということもあった。
しかし仕様変更がなされたパワプロ2012以降では、ゲームシステムの都合とはいえ主人公が練習や趣味に誘えばどんな時でも笑顔で付き合ってくれたり(パワプロ2018では海外試合に出ていても主人公の元(つまり日本)に駆け付けてくれる)、主人公が彼女(妻)持ちで合コンを開いて欲しいと頼んだ時は「彼女がいるのに合コンはダメだ」と叱ってくれたり、主人公が彼女候補と良い雰囲気になっていれば「羨ましいぜ~」と言いながらも主人公と彼女が恋愛関係に発展するよう協力してくれたり、自身の誕生日プレゼントをねだりつつも主人公が誕生日の時は毎年忘れず祝いながらプレゼントをくれたり(ただし主人公が結婚した場合、その役割は妻となった彼女候補に受け継がれる)、自身が2軍から抜け出せなくても1軍の主人公が活躍したり成功した時は心から祝ってくれたり、とある彼女候補からストーカー被害に遭っている主人公を自身の自由な独身生活と引き換えに救ってくれたり(ゲームシステム上は後述の通り主人公がその彼女候補を奥居に押し付ける形となるが)、後述の主人公が30歳で独り身の時は美人の妹(18歳)を紹介してくれたりと、相棒の鑑と言わんばかりの心優しい性格となっている。サンキューオック。
能力
旧マイライフではマイライフを進めるにつれ彼も少しずつ強くなっていくと、契約更改を乗り越え野球人生を共に走り切った際には彼もチームの主力となっている事もあるかも知れない、と言う存在であったが・・・
- マイライフの仕様変更と共に、奥居の成長率もすさまじい事に
仕様変更後のマイライフでは奥居のポジションが外野手に固定され、主人公とのレギュラー争いの心配もなくなる。それと同時に奥居を誘って一緒に練習する事も可能となったのだが・・・
この奥居との練習が、両者にとってメリットが非常に大きいモノである。主人公への効果は練習で得られる基礎能力経験値が、満足にレベルの上がっていない練習よりも多く経験値を稼げるため、強化項目をこまめに設定して奥居との練習を繰り返せば効率よく目的の能力を伸ばす事が可能。
そして奥居への効果だが、何と1回一緒に練習するだけで、奥居のいずれかの能力が1以上上がる。奥居の初期能力は2EEDDDDと平均的な水準を誇っており、練習を重ねるだけでここからステータスがめきめきと伸びていくのだ。
集中的に奥居と練習すれば数年で奥居をALLSの、イチローもびっくりのファイブツール揃ったスーパー外野手に育て上げる事も可能。単純に外野のポジションの一角が大きく安定する事もあり、チームの戦力も大幅に向上する為積極的に練習に誘いたい。
- プレゼントが可能となった+奥居のサブポジションを決定出来る
アップデートによって2017年度版になったパワプロ2016以降では、交友を結んだ選手に本や趣味の道具等をプレゼントする事によって友好度を上げる事が可能となった。と同時に、本をプレゼントする事でプレゼントした本の内容に応じた青能力を付ける事が可能となった。
このプレゼント効果による強化は当然奥居にも有効。上記の高い成長率に加え、青能力を付ける事が出来なかったという欠点も解消されたため、奥居を更なるスーパースターに変貌させると言うプレイングも可能。
更に、同作品以降では奥居のサブポジションイベントもプレイヤーの任意で選べる為、チームに不足しているポジションを奥居に守らせるという事も可能。勿論、主人公が二塁手or遊撃手の場合に奥居を主人公と対のポジションにする事で鉄壁の二遊間を完成させたり、主人公が投手なら奥居のサブポジションを捕手に選び黄金バッテリーを組む、というプレイングも可能となった。
- 余談
ちなみに、仕様変更後のマイライフでの奥居はFA権を取得しても行使せず、またトレードに出されることも無い為主人公がチームを出ていく事が無い限り奥居と敵同士になる事は無い。その為主人公が投手の場合、しっかり鍛え上げレジェンドクラスの選手へと成長を遂げた奥居と戦う為にはこちらからチームを出ていく事が必要となる。思い入れが出てきたらこういったプレイングもありだろう。
仕様変更後(パワプロ2012以降)では奥居も結婚することがある。しかしそれまでの過程が主人公が彼女候補の好感度をわざと下げて1度破局させた後、奥居に連絡して別れた彼女候補を紹介して2人の仲を取り持つというもの。彼女候補と別れた後に奥居へ電話すると「好きな人が出来た。その相手から主人公とは友達と聞いたんだけど、どうか仲を取り持ってほしい」と相談される。
要するに奥居に元カノを押し付ける、言い換えればNTRならぬ寝取らせである。奥居と元彼女をくっつけてあげればその年のシーズンオフに2人が結婚式を挙げるが、元カノは何かをうったえるような目で主人公をチラチラ見つめるという、主人公と元彼女の間に気まずい空気が流れることになる。
この過程を経て奥居が結婚すると主人公と奥居の間に「相棒」が発動。効果は主人公と奥居がスタメンの時、奥居の打撃能力(ミート・パワー・走力)が1段階上がる(例えばミートCならミートBに)というもの。先述の奥居のスーパー選手化と合わせればチームの勝利に貢献してくれるので、発動して損は無い能力である。
しかしプレイヤーに本命の彼女候補がいる場合で奥居との間に「相棒」を発動させたい場合は、奥居に捧げる為の本命ではない彼女候補と1度恋人となってわざと破局し、奥居に紹介した後に本命の彼女候補と付き合うという色々な意味で複雑な気持ちになるプレイが必要となる。
ただし奥居は先述の通り主人公と元彼女が恋愛関係になっていたことを知らない。だからこそ奥居は主人公に後ろめたいことはなく純粋に「(自分と元彼女の友人として)仲を取り持ってくれ」と頼み込んでいるのだ。主人公(プレイヤー)からすれば何も知らない奥居が自分の元カノと結婚出来て喜んでくれているのが救い・・・かもしれない。
ちなみに近年の作品では主人公が彼女候補と破局せずストレートに結婚した場合でも、数年後に奥居もランダムで別の彼女候補と結婚式を挙げるイベントが発生することがある。この場合「相棒」は得られないが、主人公と奥居の結婚相手の間に気まずい空気が流れることは無く、主人公も終始笑顔で奥居達を祝福することになる。
家族
旧マイライフでは「まりん」、仕様変更後のマイライフでは「亜美」と言う妹がいる。
奥居まりん
球場で売り子をやっており、野手の時はホームランを打つ、投手の場合はホームランを打たれた時に知り合う事が可能。
但し、まりんは無断で売り子をやっており、主人公との交際が奥居に発覚した場合は会う事を禁止されてしまう。
ここから関係を進展させる為には奥居と釣りに行き、奥居に覚悟を伝える必要がある。前述通り、奥居が解雇されているとここからの進展が不可能となる為、まりんを彼女にしたい場合は奥居と仲良くしておきたい所。また、まりんと婚約した場合は奥居の登録名と音声も「アニキ」に変更される為一度は見ておきたい。
奥居亜美
プロとしての経験が浅い頃に奥居に電話をした際に女の子が出る事があるが、彼女が亜美。
30歳以上になった時に独身の場合、奥居から紹介される事がありそこから交際を進めていく事で彼女にする事が出来る。典型的なお兄ちゃんっ子であり、主人公を支えつつもいつまで経っても落ち着かないお兄ちゃんを心配する良い子。ちなみに奥居曰くまりんは既に既婚者であるらしい。
亜美にもまりんにも嫁がれ、さみしい心境にもなりつつも奥居はちゃんと主人公達を応援してくれる。奥居さんハンカチあげますよ・・・(´・ω・`)
余談
嘗てダウンロードコンテンツで配信されていたパワプロスタジアムでは以下のコメントで彼が収録されていた。
「野球人生でのライバル。彼と競ったマイライフはかけがえのない思い出。」
野球人生を彼と共に、互いに偉大な選手として駆け抜けられるかはプレイヤー次第だ。
レアリティはSR、属性はファイト属性。