練紅炎
れんこうえん
概要
CV:中村悠一
プロフィール
出身地 | 煌帝国 |
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立場 | 煌帝国第一皇子、煌帝国征西軍大総督 |
年齢 | 32歳(初登場時29歳) |
身長 | 185cm |
体重 | 83kg |
家族構成 | 実弟1人、義弟妹複数 |
特技 | 戦争 |
趣味 | 歴史研究 |
好きな食べ物 | 辛い物 |
嫌いな食べ物 | 甘い物 |
好きなタイプ | 賢い女性 |
嫌いなタイプ | 愚図 |
好きな休日の過ごし方 | 歴史研究 |
悩みごと | アラジンとの接し方 |
弱点 | ファッションセンス |
第116夜で初登場。
髪色は赤である。
帝国の皇子らしく兄弟姉妹が多く、両親とも同じである実弟には紅明、異母弟妹には紅覇、紅玉らがいる。
また、父親の兄の子である白瑛、白龍らとは、従兄弟という関係。
ジンの金属器を3つ所持し、シンドバッドに次ぐ複数迷宮攻略者。
白龍曰く、野心家であり「比類なき最強の将軍」。
西征総督としてバルバッドに派遣され、そこから一気に西方侵略を果たそうとしている。
世界をただ一つの王の下に統一することで平和をもたらすという思想の持ち主で、この考え方は伯父王・練白徳の考えを継いだもの。
ちなみに作中兄王様、煌帝国の王の器と連呼されるため誤解が多いが、今のところ煌帝国に皇帝の下に王という称号があると確認されたことはなく、公式には王ではないと思われる。
戦が得意だが、その実は、この世界の仕組みやあり方、そして世界の「謎」について知りたいと貪欲に考えて歴史研究に興味を持つ、知識欲に飢えた人間。
そもそもの目的も、侵略よりも「謎」の解明であると思われる。
第一皇女・白瑛との関係は良好で親しげな雰囲気を醸している。
また親を同じくする弟妹たちだけでなく、義弟・白龍との争いも望まぬとして気にかけている。
13巻の白龍の台詞から察するに流れ作業で充てがわれた女性と毎晩寝ている様だがまだ子供はいない。おそらく。
作者曰く「イケメンのつもりで描いてるが、気を抜くとコケシのような顔になる」とのこと。
しかし世界の「謎」に関することとなると、途端に威圧的な表情となる。
ちなみに作者もアニメスタッフもたまに描き忘れる髭は自分では似合ってると思ってるらしい。
容姿に関して言えば、アルマトラン編第一話で(久々に)登場したイスナーンがどこからどう見ても色違いの紅炎であった。煌帝国はアル・サーメンと縁が深い上、過去編という第一話という絶妙のタイミングが合わさり、本気で子孫やらクローン疑惑が駆け巡ったほどである。
最終的に、作者自らブログで二人のそっくりネタをおちょくったことから、単に書き分けの問題とされることが多い。
ジン
複数迷宮攻略者である紅炎は、3体のジンを従えている。
アガレス
不屈と創造の精霊(ジン)。金属器は右肩の肩当。
ワニのような鱗を持つ狼に似た獣のジンで、力魔法を操り、大地を削り取ることができる。
紅炎が16歳の時、初めて手に入れたジンである。
魔装すると、悪魔のような巨大な片腕を持つ子供の姿になる。
アシュタロス
紅炎が2番目に従えた恐怖と瞑想の精霊(ジン)。金属器は愛用の刀。
蛇のような髪や皮膚、ドラゴンのような鋭い爪を持つ男性のジンで、炎や熱を操る。
魔装すると髪や体表が蛇の鱗のようになり、白い炎の竜を羽衣のように纏う。
極大魔法は、白炎の竜で対象を包み込み、紅炎が命じるまで永遠に焼き尽くし続ける「白閃煉獄竜翔(アシュトル・インケラード)」。
フェニクス
「癒せフェニクス。」
3番目に従えた慈愛と調停の精霊(ジン)。羽根のような髪に装飾品を付けた女性のジンで、金属器は刀の剣穂。
癒しの力を持ち、大怪我でも一瞬で治癒することができる。
その他にも、平和に仇なすものを「調停」することができ、たとえばフェニクスの術をかけられた者が「殺意」を抱けば、術を通じてその者を戒めることができる。
また、主だった四人の部下は各ジンの眷属として同化しており、異形化している。
・炎彰(えんしょう)
:竜のような姿をしている。
・李青秀(り せいしゅう)
:髪が蛇のようになっている青年。「アシュタロス」と同化。眷属器は右手首の腕輪。
・楽禁(がくきん)
:髭を蓄えた、豚のような男性。「フェニクス」と同化。眷属器は鏟。
・周黒惇(しゅう こくとん)
:角のある獣のような風貌。「アガレス」と同化。眷属器は左手首の腕輪。
ネタバレ
三代皇帝玉艶を謀殺した白龍の勅令により、アル・サーメンと組んで初代皇帝や皇太子を殺害し地位を奪った逆賊として命を狙われる。
旗下たちの強い後押しで次期皇帝として即位することを決意。首都をバルバッドに置き、内戦の西軍総大将として兵を集め、白龍率いる東軍と徹底抗戦の構えを取る。
圧倒的な兵力差の有利に加え白龍をサポートしていたジュダルが不在となり、内戦の勝敗は決まったかに思われたが、白龍の策略で七海連合が介入。戦況をひっくり返され、「首謀者以外は反逆罪に問わない」という条件を呑んで無抵抗のまま降伏する。
牢に入れられ、裁きを待つだけとなった身で白龍と対面。詰問する白龍に復讐より世界から争いを失くすことの方が大事だと説き、玉艶の死の不審点を指摘した。
他、玉艶に恐れを抱いており、玉艶を利用して自分が皇帝になる方法は取れなかったこと、いつかは白雄や白蓮たちの敵を取るつもりでトランの碑文を調べていたことを暴露。先に事を成した白龍に負けを認め謝罪した後、紅明や紅覇は内政に加わらせてほしいと頼んだが拒否され、紅明と紅覇は流刑、紅炎は斬首を言い渡された。
処刑前夜、最後に会いに来た白龍にフェニクスを掛け、自身を代償に欠損状態だった白龍の左手・両足を蘇生。白徳親子を殺害し、他国を侵略した罪人として刑はつつがなく執行された。
かに思われたが生きていた。
首を落とされたのはアラジンの魔法で作られた幻影の紅炎。本物の紅炎は処刑前夜に思いとどまった白龍に密かに船へ乗せられ、弟たちのいる孤島へ送られていた。
紅明・紅覇と対面した際には義手義足、杖を突いた姿で「無様に生きながらえてしまった」と自虐的な笑みを浮かべていたが、弟二人が涙を流して喜んだのは言うまでもないだろう。
3年後にアリババと再会。アリババに老けたと言われる。