概要
第7話「策・略」に登場。
これまでの怪獣とは違い新条アカネではなくアンチが造った怪獣をアレクシス・ケリヴが実体化させたもの。
頭部に角が生えた黒と銀色の怪人のような姿をしており、空中を飛行する。
ヂリバー本体に際立った戦闘能力はないが、ヂリバー本体を倒さない限り何度でも出現する円盤を指先から放つ糸で操る力を持っている。
円盤は菱の実のように中央にエネルギー核を持ち、上部に大型の円錐、下部に小型の円錐の足を4つ持つ。
普段は悠然と空中を浮遊しているが、ひとたび戦闘状態に突入すると慣性を無視した超高速移動で突進し、核から強力なビームを発射する。
ヂリバー本体は高高度に潜伏しているため、何かしらの索敵機器を用いて居場所を特定しなければ、円盤との不毛な戦いを強いられる。
ただしヂリバー自体はそこまで強力ではなく、カラクリを暴いて高高度で戦う方法さえあれば、あまり構える相手ではない様子。
活躍
夜のツツジ台に円盤を出現させて周囲を混乱させると、駆けつけたグリッドマンに向かわせる。
グリッドビームで円盤を何度か破壊されるがすぐに別の円盤を出現させグリッドマンを翻弄。
本隊が上空にいると考えたグリッドマンがスカイヴィッターと合体したスカイグリッドマンが上空に飛来し発見されると、同じく飛行形態となったアンチと共に立ち向かったが、分離したスカイヴィッターの突撃に怯んだところをグリッドマンの「グリッドライトセイバースラッシュ」で真っ二つに切り裂かれ爆散した。
余談
劇中では円盤やスカイヴィッターによる華麗な板野サーカスが展開された。
これまでに登場したアカネの怪獣と比してあまり強力ではないが、これは「アンチがヂリバーをグリッドマンをおびき出すための釣り餌」程度にしか捉えていなかったためと考えられる。
あくまで「アンチ自らグリッドマンを倒したい」のであって、ヂリバーを使って倒すことは本意ではない。
アレクシスも、グリッドマン抹殺に固執するアカネに怪獣制作を再開させる起爆剤のために、アンチの使命感を利用してヂリバーそのものを強く作らないよう唆した可能性もある。
