概要
テレビアニメ『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場する、旧ジオン軍残党ロンメル部隊の陸戦用重モビルスーツ。
旧ジオン軍残党・ロンメル部隊のデザート・ロンメル中佐が搭乗。
ジオン公国時代にドムのバリエーションのひとつとして開発された旧世代のモビルスーツドワッジを、エースパイロット用に改修したモビルスーツとされるが、型番があることから同様の機体が複数存在するという説、ロンメル機のみである説に解釈が分かれることがある。
両肩の装甲後部に大型ブースター4基を装備することでベース機より24,200kgの推力増加を果たし、更に運動性を向上させた。頭部のモノアイバイザーは大型化され、バルカン砲は2門に減らされている。
ロンメルのドワッジ改はさらに改修されており、リニアシートの導入やジェネレーターの換装がなされ、また装甲強度が向上されている。
なお、ビームカノンはドワッジ改の元々の武装ではなく、ロンメル部隊が連邦軍基地から強奪したものである。
ロンメルは専らヒート・トマホークを使用し、劇中に於いてはヒートサーベルの使用場面は見られなかった。
宇宙世紀0088年においてはすでに旧式機でありながら地の利を生かして善戦するも、ZZガンダム以下ガンダム・チームの最新鋭機に破れた。
設定資料の中には連邦軍でも運用されていたと記述してある場合がある。
機体データ
諸元 ドワッジ改
DOWADGE Custom
型式番号 MS-09H
頭頂高 18.2m
本体重量 43.5t
全備重量 87.4t
出力 1,440kw
推力 122,700kg
センサー
有効半径 8,800m
装甲材質 チタン合金(一部ガンダリウム合金使用)
武装 30mm2連装バルカン砲×2
ヒートサーベル
ビームカノン
ヒートトマホーク
ガンプラ
『ZZ』放送当時に1/144スケールドムのリデコでドワッジ名義でガンプラ化(旧キット)されているが、ボックスアート及び成型色はドワッジ改のものになっている。ドワッジ改とドワッジでのコンパチになっている。