渋谷が抱えている問題
近年の渋谷におけるハロウィンは年々度が過ぎた来訪者が多く、渋谷での商店街も一般的なハロウィンとはかけ離れていた影響で来訪者達のマナーやモラルがなっていない事がこの時期悩みの種となっていた。
どういう事かと言えば、
- ハロウィンに乗じたただ騒ぎたいだけの連中の増加による夜明けまでの騒音や迷惑行為(器物破損等)
- 来訪者によるゴミのポイ捨てによるゴミ問題
- 大量の来訪者にまぎれて女性への痴漢者の増大
- 未成年者の夜間の来訪
- これらの為の警備の手間・迷惑行為故に店を早く閉めざるをえない事態
・・・等といった問題が膨れ上がっていた。
魑魅魍魎の大騒ぎが過ぎ去ると本当にこの有様である。
この影響により商店街のハロウィン効果を期待した売り上げも年々減少してしまい、それどころかハロウィン明けにはゴミ等で汚れてしまった清掃の手間も頭が痛い問題となっていたのである。ゴミならまだしも、早々と店が閉める事からかトイレが少ないせいで、路地やビルのエレベーターホールでの放尿に始まる排泄行為や吐瀉物の散乱等、衛生面でも深刻な事態になっていたそうである。
挙句には2018年は酷さが頂点に達して暴徒紛いの来訪者が軽トラックを横転させたり自販機を破壊する事件も発生してしまった。さながらその有様は暴動における暴徒にしか見えなかった。(なお火災も発生したが因果関係は不明)
何故この様な事になっているのかについては「金もたいして持たないくせに繁華街に繰り出して騒ぎたいだけの若者が増加」したとの見方もある。また、この迷惑者達は渋谷の住民ではなく関東近圏の他県から来ているのが多いとのことである。
憤りの声として
これらの問題に対して例年の渋谷でのハロウィンに憤っていた渋谷センター商店街の理事長・小野寿幸氏は、
「ハロウィンに関しては(売り上げ増は)ないですよ。3分の1のダウンですから」と、人が多く集まっても売り上げには結びつかないと説明。ついには怒りをにじませ「私たちはハロウィンではなく、変態仮装行列でもう困っている。もっとマナーを守った楽しみ方があるはず」と、過激な言葉でハロウィンで大暴れする人達を非難した。
この「変態仮装行列」がSNSでもトレンドワードとなり、渋谷の街の商店や住人に同情の声が上がった。また、「理事長よくぞ言ってくれた!」との賞賛の声もあった。
実際、例えこそ過激ではあるが「ただただ迷惑なだけに留まらず、碌に金は落さないくせにゴミばかり落としていく、挙句ドサクサに紛れて犯罪行為まで働く不届きものども」に毎回悩まされていてはこうボヤキたくなるのも当然である。
今後は渋谷でも正式なハロウィンイベントを計画して有料化するか、代々木公園に誘導するかの意見も出てきているが仮に有料化・誘導したところで迷惑者が他の場所で迷惑行為をするだけではないのか、有料化でも「金払ってんだから文句言うな」と開き直る迷惑者が出るとの声もある。
果ては渋谷ではハロウィン禁止にするべきではという意見まで出ている始末である。
ハロウィンだけではない迷惑者達
実はワールドカップ開催年においても同様の事が起きており、こちらも問題化していた。
もう一つの問題
各メディアがわざわざ扱う事で余計問題が肥大化したのではないのかとの見方もある。と、いうのも渋谷ではハロウィンイベントを特に開催しているわけではないのに来訪者が勝手に騒いでるだけであって、こういった光景を扱う事でイベントを行っていると錯覚させているのではないかとの意見もある。
この手に付き物の迷惑行為集団のせいで他の健全なハロウィンイベントを行っている地区にまで偏見の悪影響を及ぼす可能性も否定できない。
注意(※重要)
あくまでも「変態仮装行列」は渋谷で場を弁えていない連中を指すものであり、他のハロウィンイベントでのコスプレ参加者またはハロウィンそのものを指すものではない事である。その為ハロウィンそのものを「変態仮装行列」と揶揄した批判をするのは間違った拡大解釈である事に注意していただきたい。