概要
サメの頭部みたいな帽子にサメの肌のような服、サメのヒレのような袖を持つ服が特徴的で、まさしくディープ・ブルーな碧眼、そしてサメ映画の餌枠にうってつけなプロポーションを持つホットパンツに黒タイツでパツキンチャンネーの姿をしたバーチャルyoutuber。
文化水準がきわめて低い、遠い宇宙の彼方に存在するサメ映画の星から飛んできた宇宙人である。
地球に訪れてからは主にB級映画の感想についてゆっくり語るために、youtubeの世界に参上しチャンネルを開設したのであった。
うそです
真の概要だ、残念だったな!
その正体はメタルマンの人こと「知的風ハット」氏が電子世界に生きるための肉体を経た姿。ちなみに彼女は氏の事を「私の『内蔵』」と称している。
リップシングやモーションキャプチャー、トレースの技術が発達して誰でもバーチャルyoutuberになろうと思えばなれる原題、ゆっくりを使って様々なクソ映画、名作映画、サメ映画をレビューしてきた彼もバーチャルyoutuberとして活動を決め、そして浅井ラムを誕生させた。
名前の由来は彼をしっているなら予想がつくと思うが、彼が愛して病まない、見た者をバットマンの舞台であるアーカム市の精神病棟に送り込むような内容のクソ映画とサメ映画を大量に製造する映画会社「アサイラム」から。
『内蔵』こと中の人が中の人のため、声はゆっくりレビュー時代と変わらないゆっくりボイスの「女性1」。基本的にバーチャルyoutuberは3Dモデルに自分の動きをモーショントレースさせながら行動するが、浅井ラムは完全な平面であり、細々として動きや揺れ、表情の変化はあるが、中に人がいるような動きはせず、どちらかというと立絵をLive2Dで動かしている…と言うのに近い。レビュアーだから特に動きを必要としないというのもあるが。
実はニコニコで初顔合わせをした時と、実際にyoutubeにチャンネルを開設した時で見た目が微妙にリデザインされている。サメ(映画)にリスペクトを払ったその服装や髪型等、特徴は一切変化がないが、頭身が低く、骨格が少し丸くデフォルメされている。初期時にみせていた魅力的な腹筋はデフォルメで縮んだ事と延びた服によって隠れた。
レビュースタイル
レビューする映画もやはりB級映画がメインとなるが、『内蔵』のゆっくりクソ映画レビューに選ばれるようなクソ映画はあえて選ばず(クソみたいなサメ映画は選ぶ)、クソ映画はニコニコでゆっくりレビューを続けていた。
動画タイトルはニコニコでは「浅井ラム映画レビュー:(作品名)」、「『作品名』をレビュー【映画紹介】」で統一されており、映画の前に「サメ」や「クソ」や「名作」といった修飾語がつかず、選ぶ言葉も基本的にキツくない。
とはいえ、浅井ラム時にレビューする作品は氏が元々気に入っている、好きな作品であるため、そうそうそうした事態には陥らないというのもポイント。
初期
『内蔵』のゆっくりクソ映画レビューのシリーズ同様、映画本編の数少ない見所を流しつつ、ツッコミ所満載なシーンや映画本編の美術造形の雑さ加減を本編を流して後にツッコミを入れていく形式は浅井ラムでも健在。『内蔵』の持っていた、どんなB級映画の物語の粗も粗雑な演出も面白おかしく伝える芸術的な語彙力や、ツッコミ所として使えるシーンチョイスのセンスもそのまま受け継いでいる。
キャラの演じ分けなのか、ゆっくり時代では本当に笑えずどう取り繕っても面白く伝えられないどうしようもないあんまりなシーンやツッコミ所が多すぎてどう突っ込め我いいかわからない部分に対し、我慢の限界が来たときには容赦の無い罵詈雑言を吐き散らしていたが、浅井ラム時はそうしたシーンに対しては無言で黙る、もしくは作品の勢いを持ってきてごまかすという独特な反応をする(時たま口を開いてもツッコミ以上のものにならないようにしている)。
ニコニコはもちろんyoutube版でも一貫して動画の画質はかなり低い360bp以上にあえてしておらず、そのため、映画のシーンも画質が荒くて他のyoutubeレビュー動画のような危うさは比較的少なく、また浅井ラム本人もアップになるとかなり画が荒くなる。ちなみに広告も貼っておらず、Youtuberと言いながらも完全に動画再生による収入を目的としておらず、本当にただの趣味で映画をレビューしていた。
現在
2018年12月初旬、著作権法やら元々の予定やら、ワーナーと契約するレベルまで有名になった事やら、諸々の理由ときっかけが重なったために『内蔵』がゆっくり時代の動画を全削除し、完全に彼女のレビューのスタイルも変更された。それに伴い従来のレビュー方法をとっていた彼女の動画も削除された。ちなみにライターとして契約した事はこの一件に一切関係は無く、あくまできっかけの一つでしかないとの事。
現在では映画本編を流すのは完全にやめ、内容説明のために著作権フリーのいらすとやを動かして映画の大まかな流れを再現し、映画の内容について浅井ラムが説明をするという、正統派な映画レビューとなった。鋭い切っ先を持っていたあの語彙力は健在だが披露するために要した映画本編の突っ込み所を見せられなくなったため、なりを潜めざるを得なくなった。