概説
黒い体に緑色の左右対称に入る斑模様、胴体が透けて見える薄い羽根が特徴。
名前通りに「ミンミン」(より正確には「ミーン・ミンミンミ……」)と鳴くことから、その名が付いた。
その分かりやすい鳴き声から、特にテレビ放送の発達した時期にはセミの鳴き声のサンプルとして多用され、
日本に棲息するセミの中でもヒグラシと並んで代表的な鳴き声として認知されている。
主に東海から北で勢力圏を持ち、逆に関西以南では勢力は弱い傾向にある。
意外に思われるが、ミンミンゼミは暑さにはあまり強い種ではなく、地方によっては晩夏から初秋に向かって鳴きだすことも珍しくない。