ほら、俺の槍を磨け
概要
ゲーム中で入手することができる書物の一つで、原題は「The Lusty Argonian Maid」。
日本では「アルゴニアンメイド」だとか「好色アルゴニアンメイド」と呼ばれることも。作者はMorrowindに登場する変態貴族ことCrassius Curio。
The_Elder_Scrollsシリーズに登場する数ある書籍の中でも、特に異彩を放っている怪書である。
簡単に説明すると、人間の貴族である主人がメイドさんに対してあんなことやこんなことを強要するシーンをオブラートに包んで表現した、所謂エロ本。ここまではまだ普通(?)なのだが……
この作品に登場するメイドさんの種族はアルゴニアン。つまり鱗いっぱいなトカゲ人間と普通な人間である主人がふしだらな行為に及ぶ、というマニアックすぎる内容なのだ。まさに誰得。
ちなみにメイドさんの名前はリフト・ハー・テイル(Lifts-Her-Tail)。尻尾を持ち上げてナニをするんですかね……?
初出はOblivionであるが、独特な台詞回しやなんともいえない比喩表現から、一部のマニアックな性癖を持つ方々以外にも面白がられ、妙な人気がある。
作中の人々の間でも思いのほか愛読者は多いらしく、意外な人物の机の中に見つけることができたり、ベッドの枕元に丸まった紙くずと共に置いてあったりする。何してたんですかね…。
Skyrimでは、まさかの第二巻が登場。内容は相変わらずで、「主人のパンをこねくり回し大きく膨らませる」や「膨らませたパンを窯に入れる」といった描写がなんとも言えない雰囲気を醸し出している。
更にDLC『Dawnguard』では別の作者によるパスティーシュ「情熱的なアルゴニアンの吟遊詩人(Sultry Argonian Bard)」まで登場。こちらは奥様に呼び出されたアルゴニアンの吟遊詩人ことクルーンテイル(Croon-Tail)が「大きくて立派な楽器」を「人目につかない場所で」演奏するという内容。
作者と奥様の名前が一緒なので、ある意味夢小説なの……か?
第二紀500年代末期が舞台の「The Elder Scrolls Online」にも登場。もともとこの時代から伝わっていた弾き語りが後の時代に戯曲化されたと考えられている。
関連イラスト