Magia

まぎあ

Magiaとは、ラテン語で「魔法」の意。本項では、『魔法少女まどか☆マギカ』の同名の楽曲について解説する。

概要

作詞・作曲・編曲：梶浦由記

本編を隠蔽するほど爽やかなイメージのコネクトに対し、本編の陰鬱な世界観を盛り上げるダークなイメージの曲。

第1話と第2話では挿入歌であり、いずれも戦闘シーンで使われていたことも相まって『nowhere(ヤンマーニ)』のように「ちょっとダークな戦闘美少女もの」を連想させるものであった。

しかし、第3話で初めてエンディングとして使用された際、暗闇の中を書ける魔法少女のアニメーションと同エピソードの衝撃的な展開から、急速にホラーなイメージが浸透していった。

スタッフクレジットでは一貫してエンディングテーマとなっているが、実際にエンディングとして使用されたエピソードは全12話中6話しかない。

各話でのエンディングテーマとMagiaの使用状況は、以下のとおり。

暗闇の中を鹿目まどかのシルエットが駆け抜け、他4人の魔法少女がその中を流れていくイメージ。

最後にまどかは大きな目のようなものに捕らわれる。

運命に翻弄される魔法少女達と、その中で必死で抜け道を探すまどか、そしてどんなにあがいても運命から逃れられない様を象徴していると思われる。

また、まどかが駆け抜けるシーンや目が開くエフェクトなど、コネクトのアニメーションと対になっていると思われる部分もある。

アニメーションの内容について、公式では言及されていない。

第10話の内容からコネクトの歌詞が暁美ほむらの視点であるとの説が有力になっているが、こちらは12話のイメージに合致していることから鹿目まどかを歌った曲であるとされる。

Magiaには2種類のジャケットが用意されており、うちアニメ盤のジャケットには、弓を構えたまどかとそれを補助するほむらのイラストが描かれている。

本編にこのようなシーンはない。最終話でまどかは単独で矢を放っているし、ほむらは彼女が魔法少女になるという選択を完全には受け入れられない状態だった。

しかし、世界改変後のほむらは彼女の意思と弓を受け継いで戦っているので、それをイメージしたイラストである可能性がある。

また、ほむらが繰り返したループの中に、このようなシーンがあった可能性も考えられる。

コミカライズ版3巻の表紙も、まどかとほむらが共に弓をもっているイラストだが、関連性は不明。