ノーゲーム・ノーライフの第6巻において、テトが初瀬いづなに、6000年前の大戦終結時に活躍し、現在のディスボードの世界を作り上げた主要人物として語った。
第6巻ではリク・ドーラと並ぶ事実上のもう一人の主人公でもある。
CV:茅野愛衣(劇場版におけるキャスト)
人物像
異世界に存在する十六種族(イクシード)と呼ばれる序列の第十位機凱種(エクスマキナ)の少女。
前述のように機凱種であることから、人類種にはできないようなことを平然とやってのけたり、外見的には所々に機械が露出しているものの、それを除けば、外見は10代の黒髪の少女とさほど変わりがない。
リク・ドーラとの関係
リクとシュヴィの出会いは、テトが唯一神になる前の大戦時であり、シュヴィは、「心」を知るために、リクに接触した。
この時点で機凱種とのリンクが断ち切られていたが、リクや彼の率いる人類種たちと行動を共にするうちに、感情や心といったものを理解していく。
その後、リクの姉コローネ・ドーラの仲人により、リクと夫婦になるが……。
名前の変遷
機体個体識別番号は「Üc(ユーバクラスタ)207番機Pr(プリューファ)型4f57t9機」。
リクと出会った際に言いにくいことを指摘されたことから「シュヴァルツァー」という名前を提案するが、それでも「長ったらしい」と指摘されたため、リクがその名を縮めて「シュヴィ」と名付けた。
また「シュヴァルツァー」は翻訳すると「黒」であり、「ノーゲーム・ノーライフ」の白と逆になっていて、これはリクも同じである。
そして、リクと結婚した際にドーラ家の一員となったことで、その名が「シュヴィ・ドーラ」となる。
最期
※以下、ネタバレ注意のためスクロール
リクが重体で床に伏せっていたため、少しでも早く彼の計画を進めようとして一人で行動中にジブリールと遭遇して交戦。
ジブリールから逃げられず、片足を失うなどの満身創痍に陥りながら、リクとの約束を守る為、唯一の勝ち筋である機凱種のクラスタに再連結する事を選択する。
通信先のユーバ・アイン(劇場版ではアインツィヒ)に自分自身の『心』を同期すること提言、認められるものの、4分11秒という絶望的な長さの同期時間が提示されてしまう。
しかし、シュヴィは最後の最後までジブリール相手に足掻き、最終的に『心』の同期には成功するが、ジブリールの反撃で重度の損傷を負い、地面に落下。遂にはジブリールの「天撃」でトドメを刺されて消滅してしまうが、リクから贈られた結婚指輪だけは守り切った。
そして、この行動が大戦の終結に繋がっていき、引いてはその後の機凱種の行方すらも変えて行くことになる。