概要
犬系の亜人で尚文の奴隷の一人。
ラフタリアの幼馴染。中性的な顔立ちで、親の教育で自身が男だと思っているが実は女。
食いしん坊で甘いものが好き。特にクレープが大好物。逆に辛いものは嫌いなのかカレーが苦手らしい。
サディナに教えられ獣人化できるようになる。本人はかっこいいと思っているが、姿は小型のシベリアンハスキーであったため、周りからは可愛いと言われる。
ふんどしを着用しているため、尚文から「ふんどし犬」と呼ばれることがある。クレープ大好きのため「クレープ犬」と呼ばれることも。
盾の勇者の成り上がり
ラフタリアと同じくメルロマルクの最初の波の後、ラフタリアと同様に奴隷にされる。
web版ではラフタリアや自分の故郷の村の復興のために尚文の行きつけの奴隷商から亜人奴隷を買う時にラフタリアが見つけ、再会を果たした。キールの方はラフタリアが死んでいたと思っていたので、急成長した彼女に驚いていた。
女と発覚後、尚文により、顔が良く物怖じしないため、行商には向いているとしてよく女物の服を着せられているが、そのせいか行商の売り上げは村で一番となる。
後に「新・七つの大罪の盾」でおかしくなった尚文に自ら志願して三つ首のケルベロス型の獣人に変われるように改造してもらう。ただし、元が可愛かったのを3つ首にしたため、「『ケルベロス』というより『けるべろす』」と尚文には評されている(正気に戻った尚文も同様の感想だった)。
また、終盤で鎌の眷属器の勇者となった。
書籍版での変更点
書籍版では登場がかなり前倒しされており、三勇教からメルティと共に尚文たちが逃亡していた最中に、かつてラフタリアを虐待した貴族の屋敷の地下に囚われていたのを発見され、尚文とラフタリア達によって助け出される。
衰弱していたこともあり、尚文に協力的だった「優男の貴族」に保護された後、カルミラ島から帰った尚文一行と再会、強くなるために仲間になる。
霊亀事件では、霊亀の使い魔を一人で倒そうとして負傷してしまい、治療のため離脱する。
尚文達が絆達の異世界から帰ってきた後は、村の復興のために改めて仲間になり、Lv上げと行商を行う。
尚文たちとともに村ごと過去の世界に飛ばされるも、もともとポジティブな性格もあり状況をあっさり受け入れていたが、実は尚文の奴隷になった当初のラフタリアと同様に犬系の魔物にトラウマを持っていたことが判明。
錬金術師のラト達の治療を受け、効果もあったのだが、早くトラウマを乗り越えたいと焦った挙句、ラトの先祖でもあるこの時代の錬金術師のホルンに頼み改造手術を受けようとする。
本人はトラウマの原因であるケルベロスになって克服しようと思い、ラフタリアの説得にも耳を貸さなかったが、ホルンの腕でも「けるべろす」になってしまうのが判明。元々可愛い系の獣人に変身するキールはどうやってもカッコいい系に改造できなかった。
結局、今の獣人姿を強化する形で改造。一度変身すると改造を解除できないというところで止めるという形で妥協せざるを得なかった。
なお、こちらでは鎌の勇者であるラルクベルクが健在のため勇者になっていない。
web、書籍版どちらの場合も、村の子供たちのリーダー格となる。当初は尚文に反発的だったがいつの間にか『兄ちゃん』と呼ぶようになる。
一説には、後に登場予定だったフォウルとキャラがかぶっていたために作者が性格と性別を変更したとも言われている。
槍の勇者のやり直し
「槍の勇者のやり直し」ではメルロマルク編で登場。
元康一行の行商の売り子として購入される。(名目上は戦闘員)
本編同様に最初こそ反抗的だったが尚文達の態度を次第に認めて『兄ちゃん』と呼び、なつくようになる。
亜人だと元康に認識してもらえないため、ラーサズサに獣化を教えてもらう。
獣化した状態を本人はかっこいいと思っているが子犬の姿のため周りの評価は可愛いらしい。
地味なことではあるが、フィロリアル以外の女性キャラでは元康から名前で呼ばれる希少な存在である(獣人化時限定ではあるが)。
関連タグ
キール(曖昧さ回避)