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ラトティル=アンスレイヤ

らとてぃるあんすれいや

ラトティル=アンスレイヤは、小説「盾の勇者の成り上がり」の登場キャラクターである。
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CV:國府咲月


概要編集

フォーブレイで魔物の生体研究をしていた女性錬金術士。周囲にはラトと呼ばせている。


癖のあるプラチナブロンドの長髪に小麦色の肌をした長身の美人(尚文の第一印象としては「イケイケ系お姉さん女医」)。

研究者らしく、この世界の住人としては珍しい医者風の白衣を着ている。

錬金術士という肩書きを持っているが、本人曰く野望のために錬金術を取り入れたためどちらかというと魔物使いという方が正しいらしい。

その野望とは、「弱い魔物でも強く育てたい、強くて役に立つ魔物を作り出したい」というもの。

また、魔物の生体研究において、魔物の棲息する実地でフィールドワークを積み重ねた賜物か、村で投薬および診察を行おうとした際、嫌がって暴れようとしたフィーロを簡単に組み伏せて取り押さえるほどの高い技量を有している。


ざっくばらんで割り切りのよい気性をしており、良くも悪くも型破り。

またその研究者としての思考によるものと思われるが、あまり世間一般の道徳・倫理観に引きずられない(悪く言えば軽度のマッドサイエンティストな)気質。そのように世間の善悪から一歩引いたモノの見方ができるゆえか、「迫害も差別だが優遇のしすぎもまた差別」という、面白いバランス感覚の考え方を持つ。

こうした思考体系もあって、目的達成に手段の浄不浄をあまり問わないリアリストの尚文とは、価値観上で衝突することはほとんどない。

また、尚文の村でもガエリオンをはじめとした村の魔物たち(フィロリアル種除く)の面倒を見ているウィンディアとは村の魔物関連のあれこれで行動を共にすることが多いが、二人の共通の思いである「強い魔物を育てたい」という育成方法論で「魔物がそう望むなら生体改造処置も普通にアリ」と考えるラトと「改造なんて不自然なことをせず生のままで育つべき」と考えるウィンディアとではどうしても互いに譲れず、口論になることもしばしばである。


盾の勇者の成り上がり編集

強い魔物を創造して戦力として認めさせる研究をしていたが、研究上のライバルがホレてなびいたフォーブレイの鞭の勇者・タクトの手によって自分の研究施設を潰されてしまったため、霊亀の研究をしようとメルロマルクに来るが、途上で尚文の噂を聞きつけて彼の村にやってくる。もちろん本来の目的はそっちのけである。

魔物の専門家ということで尚文と利害が一致したため、奴隷となることを条件に村に滞在することを許可された。

尚文のことは、彼の村に所属する奴隷になったとはいえ「盾の勇者」や「ご主人様」などという呼び方ではなく、ビジネスライクな付き合いを所望しているゆえか「伯爵」(vs霊亀戦終結で叙勲された、尚文のメルロマルクにおける爵位。後に「侯爵」など、昇進に合わせ変化)と呼んでいる。

タクトから七星武器を解放した後、魔物の専門家のため鞭の勇者の素養があったため、ウィンディアと共に候補者となるが、タクトの件もあって嫌がり、ウィンディアとの擦り付け合いの末、ウィンディアに押し付けた。


槍の勇者のやり直し編集

こちらでも、引き続き尚文の村の住民として登場する(本編世界の記憶のある元康が尚文に斡旋)。

プラド城探索では魔物と悪魔の違いを一行に解説したりしていた。

なお、彼女もエクレールと同じく、「槍直し」登場当初からデフォルトで元康の「女=豚」認識フィルタリングを免れた数少ない女性である。

本編でフィーロたんをはじめ、村の大勢の魔物たちの健康状態を管理していたため、元康からの呼称は「主治医」。



関連タグ編集

盾の勇者の成り上がり 槍の勇者のやり直し

盾の勇者の成り上がり登場キャラクター一覧

ラト(曖昧さ回避)

研究者 錬金術師


ラクシャータ・チャウラー:見た目が似ている、優秀な研究者と言った類似点あり。

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