概要
製作はグッドフィール。HAL研究所が監修。
毛糸や布をベースにした柔らかいイメージのグラフィックと、ほぼ線画に近いキャラクターデザインが特徴的。
初期は『毛糸のフラッフ』と呼ばれており、カービィシリーズに組み込まれたのはゲームの製作途中の段階からであった。
ストーリー
ここは、呆れかえるほど平和な国プププランド。
カービィは散歩の途中でおいしそうなトマトを見つけた。喜んで吸い込もうとすると、草むらからマントの男アミーボ・アモーレがトマトと一緒に飛び出してきた。
「これは大事なメタモルトマトだアミーボ!」
しかし、トマトは腹ペコカービィの口の中へ…すると突然、アミーボの持っていた靴下が光を放ち、カービィは靴下の中へと吸い込まれてしまった!
気がつくとそこはすべてが毛糸と布で出来た不思議な世界だった。そして、なんとカービィの身体も毛糸になっていたのだ!
そこに現れたのは、怪物に追われて逃げ惑うフラッフ王子。吸い込みを試みても、空気が通り抜けてしまうため吸い込めない。「危ない!」と思ったとたん、カービィの体が車に変身し、フラッフを乗せて怪物から救い出すことに成功した。
フラッフは助けてくれたカービィにお礼を言い、”この世界”に起きているゆゆしき事態を語る。
それは、アミーボ・アモーレという悪者が世界をばらばらにしてしまったということである。フラッフはバラバラにされた世界を救うため、大陸を繋げる旅に出る途中だった。
困っているフラッフに助けを求められ、カービィはフラッフとともに「魔法の毛糸」を探す冒険の旅に出るのであった。
内容
今作のカービィは「吸い込み」「ホバリング」「コピー能力」といったお決まりの技が使えない。
その代わりに手から放つ毛糸による「引っかけ・巻き取りアクション」によって敵を倒したり、ステージに配置されたギミックを解いていく。
また、ダッシュ時には車、空中ではパラシュート、水中では潜水艦など、アクションに合わせて様々な姿に変身する。
ステージ上にあるメタモルリングに触れるとメタモル能力を得て、特殊なアクションができるようになる。
メタモル能力は、キャタピラのついた戦車のような「ビッグロボ」、消防車のような「スプラッシュ」、お馴染みの「UFO」、イルカの姿になる「ドルフィン」等々。
メタモル能力の中には二人で操作を分担するものもある。
概要
リメイク版
ニンテンドー3DSソフトとして帰ってくるリメイク作品。
余談
カービィが毛糸になるという手法は夢の泉の物語のCMでも使われている。
関連イラスト
外部リンク
関連タグ
カービィ フラッフ アミーボ・アモーレ 毛糸 四角のカービィ
ヨッシーウールワールド…グッド・フィールが開発したゲーム。毛糸や手芸品で表現されたキャラクターと世界観が類似する。