塊のミゾーク
かたまりのみぞーぐ
「護星天使?お前達が例の雑魚か…。この塊のミゾーグ様の仕事を邪魔すんじゃねぇ!」
CV:宇垣秀成
概要
宇宙虐滅軍団ウォースターの1人で、首領である惑星のモンス・ドレイクに招集され、地球を蹂躙する任務を遂行するベラスカ星人。天装戦隊ゴセイジャー本編に於いて見習いである5人の護星天使が戦った最初の悪しき魂である。
金色の輝くスカラベの様な姿をしており、その能力は腹部にある巨大な回転式の掘削機を思わせる器官から吸い込んだ瓦礫を細かく破砕し、改めて体外で練り直す事で団子状の塊を作り出すと言う物で、吸い込んだ瓦礫の逆噴射も可能。この塊を作って吐き出す能力は建物の破壊のみならず、敵に対しての攻撃手段となる為、邪魔者の排除も行えてまさに「一石二鳥の能力」である。
この瓦礫を巨大な塊に変える能力こそ、彼が「塊のミゾーグ」と呼ばれる所以なのは言うまでもない。
劇中ではこの能力で都市を破壊し、地球を更地に変える任務に当たった。
劇中の活躍
ドレイクの命を受けて地球に降り立つと、自身の能力で地球を更地にすべく破壊活動を開始。
そこへ駆け付けた見習い護星天使のアラタ達5人だったが、その前にうっかりチェンジカードを落としてしまったアラタは変身出来ない。そのままミゾーグの作り出した瓦礫の塊に他の4人が捕らわれてしまうが、例え変身出来なくアラタは諦めず立ち向かい、何とか4人を救出。そんな彼の姿に心を動かされた少年・天知望は拾ったカードをアラタに届け、此処でゴセイジャー5人は初の変身を披露。
嗾けた魔虫兵ビービをゴセイブラスターで一掃されるや、ミゾーグは自ら作り出した瓦礫の塊に乗っかって玉乗りの要領で転がしながら襲い掛かる。だが、これもゴセイブラスターの一斉射撃で塊を破壊され、最期はゴセイウェポンを合体させたゴセイバスターによるゴセイダイナミックで止めを刺され爆散した。
余談
モチーフはフンコロガシで、名前のと出身星の由来はそれぞれ『スカラベ』と映画『未知との遭遇』。特に後者は劇中の舞台に砂漠が登場する為、そこから砂漠に生息するフンコロガシがモチーフになったと思われる。
忘れてはならないのはこの映画のテーマが宇宙人とのファーストコンタクトであると言う点で、これも宇宙人の集団であるウォースターとのファーストコンタクトと言う意味合いとして、最初の構成員の名前に選ばれた可能性が推察される。
声を担当した宇垣氏は『電磁戦隊メガレンジャー』でも同じく第1話に登場したエイネジレの声を担当しており、こちらも巨大化せずに倒されている。