概要
『アルカナハート3』に登場する巨大兵器で、同作のラスボス。CPU専用。
ヴァイスら人工聖女達を生み出したドレクスラー機関が、
魔族の援助を受けて持ち前の科学力で開発した神霊兵器。
機関が活動最盛期を迎えていた頃に開発した、
特殊聖霊貫通弾「グングニル」の研究データを元に現代に建造された。
ドレクスラー機関はこのラグナロクを用いて日本沈没を目論んでいる。
外観や名称は人造の聖霊たるガイストと同じく北欧神話をモチーフにしている。
「グングニル」の他にも、投擲型聖霊カノン砲「オーディン」、
8連クラスターロケット「スレイプニル」など、
禁断とされる魔界の力を応用して造られた武装や回路が内蔵されており、
「最終戦争」を意味する名前の通りその殲滅力は計り知れない。
原動力でもある聖霊エネルギーの供給源を機体の核に接続し、
破壊力に還元したエネルギーで標的を攻撃することができる。
その見た目からか一部ではガンダムと言われたりする。
システム上では参戦キャラクターとして扱われてはいるが、
このラグナロクに性別はなくあくまで「兵器」であるなど、
他が全員女性な中唯一の例外的なキャラクターといえる。
作中での扱い
シャルラッハロートはこのラグナロクを起動させるために機関に洗脳され、
動力源である聖霊石を集めていた。神霊兵器の発射場は種子島に所在する。
最終面に到達すると聖霊石はこのラグナロクに取り込まれることになる。
「3」「LOVE MAX!!!!!」と「SIX STARS!!!!!!」「XTEND」ではこの後の扱いが異なっている。
「3」「LOVE MAX!!!!!」
作中では中ボスであるシャルラッハロートの次に戦う。
ただしシャルラッハロート使用時はヴァイスの次となる。
見ての通りサイズが非常に大きく、
プレイヤーはアクションゲームのような要領でこれを撃破することになる。
また、左手には「グングニル」を持っている。
機体に埋め込まれた5つの聖霊石が唯一の弱点であり、
これらをすべて破壊することで倒すことができる。
聖霊石の位置は右目、右翼、左翼、左胸、腹部にある。
ラグナロク自身は聖霊石から緑色の弾幕を放ったり、
聖霊石や「グングニル」から衝撃波やレーザーを撃ったりして攻撃してくる。
特に3ゲージ消費の「グングニル」からのレーザーは、
画面下半分を覆う上にガード不能かつ高威力なので、できるだけ避けたい。
他にも2機の鳥型の護衛機があり、体当たりで攻撃してくる。
ラグナロク戦ではこの護衛機がキャラの向きに依存するので、
ガード方向やコマンド入力方向を惑わされないようにしたい。
この護衛機を完全に倒すことはできないが、
ダメージを与えて一時的に無力化することは可能。
KO負けやタイムアップでの敗北は普通にコンティニュー画面になるが、
制限時間が文字通りラグナロク発射までのカウントダウンという関係上、
タイムアップ勝利だとバッドエンドとなる。
ラグナロクにKO勝ちした場合、
聖霊石を破壊された影響で聖霊エネルギーが供給できなくなり、
ラグナロクの射出も実行不能になって緊急停止する。
一方バッドエンドではエネルギーの充填が完了して射出され、
富士山の火口を「グングニル」で攻撃して日本を沈没させる。
ちなみにその際射出される様を兵藤アナウンサーはロケットに例えていた。
「SIX STARS!!!!!!」「XTEND」
こちらではラグナロクが起動する直前に、
天之原みのり(みのり使用時はヴァイス)によって破壊されてしまい戦うことはできず、
残骸が背景に登場するのみにとどまっている。
前述の通りラグナロクは日本沈没を引き起こす元凶であり、
みのりにタイムアップで勝利してもバッドエンドにはならない。