ヴァンパイアハンターとしてベルモンド家の名を後の世に残す先駆けとなった17歳の少女「ソニア・ベルモンド」を主人公とした作品。
悪魔城ドラキュラシリーズ最古のストーリーとして発売された。しかし現在の年表には記載されていない。
製作はコナミ本社のKCETではなく、名古屋支社のKCEN。…名シリーズのゴエモンシリーズにありながら評価の低い「黒船党の謎(GB)」の製作を手掛けた部署である。
作中の評価の低い点としては
- ドット絵が雑で、動作パターンも少ない(91年販売のドラキュラ伝説2よりパターンが少ない)
- 主人公のソニアの移動速度が(バーニングモードを考慮したものとはいえ)遅い
- ソニアの被弾ボイスが過去作の流用なので、変に太い(悪魔城伝説のサイファは女性らしく高め)
- にも関わらずステージの長さが均一ではなく、最初のステージが非常に長い
- 音楽の評価も高いシリーズにありながら、作中の音楽の評価が低い
- 物議を醸した、条件を満たしたときに見られる真のエンディング(この結末についてはシリーズを手掛けたIGAこと五十嵐氏も不満を述べている)
…これらの理由によりシリーズのファンからサブタイトルの「漆黒たる前奏曲」を皮肉り、「漆黒たる黒歴史」と評価されてしまっている。