概要
月刊ガンダムエースにおいて2001年6月から2011年6月まで連載された漫画作品。
アニメ『機動戦士ガンダム』のキャラクターデザイン・作画監督を務めた安彦良和による同作のコミカライズ作品であり、10年の連載期間の間ガンダムエースの表紙を飾り続けた文字通り同誌の看板作品でもある。
基本的な物語の流れは「1stガンダム」のTVシリーズを踏襲しているが、登場人物の年齢・モビルスーツの解釈といった設定の見直し、キャラクターの心理描写の変更、新規キャラクターやエピソードの追加等によってアニメーション版ガンダムとは違う印象を与えている。
また、安彦作品共通の作風として削用筆を使用した独特のタッチが特徴だが、モニターなど一部にCG処理が行われている。
2015年にOVAとしてアニメ化。総監督は原作者でもある安彦が担当し、シャア・アズナブルとセイラ・マスの過去を描いた「シャア・セイラ編」が映像化されている。
本作は安彦にとっては25年ぶりのアニメ制作であり、ガンダムシリーズに於いて漫画作品からのアニメ化はショートアニメである『ガンダムさん』を別にするとこれが初のケースとなる。
2019年4月からOVAを全13話に再編集したテレビ版がNHK総合にて放送された。
余談だが、ガンダムエース掲載時には本作の後に「トニーたけざきのガンダム漫画」が掲載されており、あまりにも似通った画風と真逆の作風が読者に混乱を与えた。
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