「莫迦者、獅子において狩りをするのは雌だぞ!!」
プロフィール
人物
フエゴレオンとレオポルドの実姉。32歳。実力はフエゴレオン以上とも噂されるが、戦闘・政に興味がないという理由で表に出ることはほとんどなかった。
白夜の魔眼の襲撃で昏睡状態に陥ったフエゴレオンに代わり、紅蓮の獅子王の新団長として就任する。
一言でいえば、過激苛烈極まりないとんでもない女傑。
巨大な魔獣を一人で倒し、その肉を炎魔法で焼いて食べたと言う逸話が残されている。
マナ放出を伴った鉄拳制裁は日常茶飯事で、アスタは何度も顔面陥没の憂き目に遭っている。「莫迦者どもがぁー!」と、文字通り背後に獅子が浮かび上がる程の凄まじい怒号は、レオポルドをはじめとする紅蓮の獅子王の団員たちを震え上がらせ、ヤミやシャーロットら団長クラスですら子供扱い。
その一方で団や弟に対する誇りや、下の者達の才能を引き出そうという深慮も秘めている。
好きなものはジビエ料理と温泉。
戦闘能力
属性は「炎」。
弟たちは基本的に中~遠距離の技が多いのに対して、相手の懐に潜って戦う近接戦闘を得意としている。その実力は凄まじく、ブラック状態となったアスタを空中で撃墜したり、白夜の魔眼の最高戦力の一人であるライアを2週に渡って圧倒したりするほどである。
自然界のマナを浴び続けた結果、マナスキンの次のステージであるマナゾーンという領域に行きついている。それにより、化け物と言われるレベルの高機動力を実現している。
使用魔法
炎魔法「灼熱腕(カリドゥス・ブラキウム)」
発動すると、腕全体が炎に包まれたかのようになる魔法。この状態でのパンチは魔法であろうと、生き物であろうと焼き尽くす塵滅の一撃と化す。一度発動すれば、そのまま一定時間はその状態を保持可能。
余談
メレオレオナという名前ではあるが、この名前が言いにくいせいもあってファンからの呼ばれ方は作中でのあだ名である「アネゴレオン」呼びがほとんどになっている。あだ名の初出はヤミの発言である。
初登場は単行本12巻だが、3巻のおまけにてヴァーミリオン家とシルヴァ家の家系図が描かれていた際に、フエゴレオンとレオポルドに姉もしくは妹がいることは示唆されていた。
単行本のおまけマンガでは、「獅子は我が子を千尋の谷に落とす」の故事通り、レオポルドを本当に谷底に落として鍛えようと考えており、フエゴレオンに「レオポルドは私が教育しよう」と決意させるという一幕が描かれている。