硬骨魚綱ダツ目トビウオ科の海魚の総称。島根県の県魚でもある。
概要
多くは全長20~35センチメートル程度の大きさ。体は円筒形で細長い。
海にはマグロなどの補食者がたくさん存在し、それらから逃げるために「空を飛ぶ」というビックリ進化を遂げる。
胸ビレをグライダーのように展開し空を飛ぶ。空を飛ぶ高さは約3m。1回の飛行で約300mも飛べる。
これにより補食されず悠々と満喫ライフ……とはまた夢の話。
現実では空に逃げれば鳥に襲われ、勢いつき過ぎて自ら漁船に突っ込み塩焼きやフライ、だしにされている。現実は無常である。
日本近海には、ホントビ・ハマトビウオ・ホソトビウオなど約三〇種がいる。また、単に「トビウオ」と表記した場合ホントビを指す場合が多い。
ホントビ
全長35センチメートル。体はやや側扁し、背面が幅広く平たい。胸びれは大きい。背は青黒色、腹は銀白色。本州中部以南の暖海に広く分布する。
長崎県では「あご(アゴ)」と呼ばれてもっぱら出汁の材料として加工される。
余談
俳句の世界では夏の季語とされる。
なんと星座としてとびうお座も存在し、南天の夜空に輝いている。同業者にはかじき座、みなみのうお座、そしてご存知うお座があり、以外と魚の星座は多いという事がわかる。
関連タグ
ダツ 同じく飛ぶ事ができるが殺傷能力はこちらの方がはるかに上。