概要
本型は前級にあたるあたご型護衛艦の小改良版であり、はたかぜ型護衛艦の後継艦となる予定である。本型が完成することで、はたかぜ型は練習艦に種別変更される予定となっている。
まや型はあたご型をベースに、機器や武装などの飛躍的な向上を果たしつつ、民生品の活用など主に取得コストの低減を企図して設計されている。
本型で大きく変更された点として、推進機関の方式をあたご型のCOGAGに代えてCOGLAG方式を採用している。COGLAGは同時期に建造されているあさひ型と同じ方式であり、低速時の燃費の向上と航続距離の延伸が図られている。推進方式変更に伴い4基あったガスタービンのうち2基を推進電動機に換えたため、前級では同じ大きさであった前後2基の煙突のうち、後部の第2煙突が小型化され、後方のSPYレーダーを阻害しずらいスリムな形になった。
また目立たないが、船体各部や上構に傾斜のついたブルワークやカバーが追加され、一層のステルス性向上も図られているようである。
艦名
1番艦:「まや」。2017年4月17日に起工、2018年7月30日に進水した。2020年3月に竣工予定。
2番艦:「はぐろ」。2018年1月23日に起工、2019年7月17日に進水した。2021年3月に竣工予定。