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炎星の編集履歴

2019-07-31 15:57:44 バージョン

炎星

えんせい

炎星とは、遊戯王OCGに存在するカテゴリーである。

概要

炎星と名のつくカードの初登場は2012年9月号のVジャンプであるが、カテゴリーとして成立したのは第8期ブースターパック第3弾、「COSMO BLAZER(コスモ・ブレイザー)」からである。属するモンスターは全て炎属性・獣戦士族で統一されている。全員動物の形をとった炎を身にまとっている。獣戦士族であるが外見はほぼ人間の姿をしている。後述するがイケメン&ダンディが多い。


ほぼ全てのモンスターが後述する「炎舞」と名のつく永続魔法、永続罠カードに関連する効果を持っており、デッキから炎舞をセットしたり、フィールド上の炎舞をコストに効果を発動する。炎舞自体は獣戦士族を指定しており、長年サポートに乏しかった獣戦士族全体に一石を投じることになった。

構成モンスターは大きく分けてレベル3のものとレベル4のものがあり、どちらを主軸としたかで

デッキの動きが大きく変わってくる。


各モンスターは中国・明代の奇書水滸伝の登場人物を元にしており、特に最初に登場した炎星候-ホウシン炎星師-チョウテン炎星皇-チョウライオを除くモンスターは108の魔星の生まれ変わりである豪傑達をモデルとしている。

カード名の前半が前世名、後半が姓名とモチーフとなった動物の名前を組み合わせたものとなっている。英語版ではカード名の「~炎星」に当たる部分が全て「Brotherhood of the Fire Fist」という表記になり、また名前の後半部分は動物の名前そのままとなっており、水滸伝要素がなくなっている。


また炎舞の名称は北斗七星の各星の中国語での名称である。


炎星モンスター

()内は名前の元ネタ。

☆3

炎星師-チョウテン(張天師(虚清天師))

三軸3枚積必須チューナーであり三軸の要。限定的なつり上げ効果を持つ。


英炎星-ホークエイ(花栄 + 鷹(ホーク))

相手によって破壊された場合、デッキから炎舞をセット。

場に炎舞があれば炎星の攻守を上げてくれる。


捷炎星-セイブン(張清 + レイブン)

場から墓地に送られた場合、デッキから炎舞をセットできる。

これはシンクロ召喚の際に送られても発動できるため、採用率が高い。

他にも、炎舞を守る効果も付いている。


立炎星-トウケイ(董平 + 鶏(ケイ))

炎星モンスターの効果によって特殊召喚に成功した時

デッキから炎星モンスターをサーチできる。

また、場の炎舞を墓地に送りデッキから別の炎舞を持ってこれる。

このカードを上手く扱えば、損失をらくらく解消できる。

制限になったこともある強力なカード。


傷炎星-ウルブショウ(武松 + 狼(ウルフ))

上手くいけば二度、炎舞をセットできる。守備力も高め。


速炎星-タイヒョウ戴宗 + 豹)

場の炎星モンスターをリリースすることで

デッキから炎舞をサーチ。もちろんこのカード使って

効果を使用できる。チョウテンとの相性はかなり良い。


☆4

暗炎星-ユウシ(楊志 + 熊(ユウ))

四軸の柱。相手にダメージを与えたら炎舞をセット。

場の炎舞を使ってモンスターを破壊できるのは手軽かつ強力。他の獣戦士族の補佐としても有用。


勇炎星-エンショウ(関勝 + 猿(エン))

ユウシと同じく、炎舞をセットできる効果を持つが

発動条件が異なるため若干使いにくい。場の炎舞を使って魔法・罠を破壊できる効果は

炎星デッキでは貴重。


微炎星-リュウシシン史進 + 竜)

このカードが場にいる時に、炎舞を発動した場合炎舞をセット。

また、場の炎舞2枚を使って墓地の炎星モンスターを特殊召喚できる。

下級炎星では攻撃力が高い。四軸の展開役。


雄炎星-スネイリン林冲 + 蛇(スネーク))

場の炎舞が墓地へ送られた場合、デッキから炎舞をセット。

また、限定的だが場の炎舞2枚を使い1枚ドローできる。

正直、使わないカードだったり…


空炎星-サイチョウ(索超 + 犀(サイ))

自分の場の炎星モンスターが戦闘を行うダメージ計算時に1度だけ、

場の炎舞1枚と手札の炎星モンスター1体を墓地へ送ることで

墓地へ送ったモンスターの元々の攻撃力分アップするという、少々変わった効果。


殺炎星-ブルキ(李逵 + 雄牛(ブル))

このカードが墓地に存在する場合、手札または自分の場の炎星または炎舞と

名のついたカードを2枚墓地へ送ってこのカードを墓地から特殊召喚する効果。

上手く使えば展開に拍車がかかる。


孤炎星-ロシシン(魯智深 + 猪(シシ))

星4/炎属性/獣戦士族/攻1100/守1400

四軸炎星で使われるチューナーで、炎星用のリクルーター。

このカードが場に存在する場合に炎星と名のついたモンスターが

自分のエクストラデッキから特殊召喚された時、デッキから炎舞をセットできる。


猛炎星-テンレイ(秦明 + 馴鹿(レインディア))

カードの効果によって破壊されたターンのエンドフェイズ時

デッキから☆4の炎星モンスターを特殊召喚できる。

炎星と名のついたシンクロモンスターのシンクロ召喚に使用され墓地へ送られた場合、

デッキから炎舞セット。ロシシンの相方。


☆5

機炎星-ゴヨウテ呉用 + コヨーテ)

場に炎舞があり、自分の場にモンスターが存在しない場合、

手札から特殊召喚できる。特殊召喚は魅力的だが、☆5がどうにも使いづらい。

炎星デッキではほとんど採用されない…


威炎星-ヒエンシャク(呼延灼 + 燕(エン))

場の炎舞3枚を使って特殊召喚できる。召喚・特殊召喚に成功した時

デッキから炎舞をセット。このカードが場に表側表示で存在する限り

自分の場の獣戦士族は相手のカードの効果の対象にならない。

ゴヨウテ同様、まず使われない。


シンクロモンスター

炎星候-ホウシン(洪信 + 馬(ホース))

シンクロ召喚成功時にデッキから炎属性・レベル3モンスター1体を特殊召喚できる効果。

トウケイとの相性が良く、三軸にはなくてはならないチョウテン同様必須カード。


コウ炎星-リシュンキ(盧俊義 + 麒麟)(※コウは網頭に正)

シンクロ召喚に成功した時、炎舞をセット。

相手モンスターの攻撃力の攻撃力に干渉する効果をもつがものすごく控えめ。

守備は高いが戦闘向きでないためパッとしない…。


エクシーズモンスター

炎星皇-チョウライオ(晁蓋 + ライオン)

デメリットこそあるが、効果で墓地の炎属性モンスター1体を選択して手札に加えられる。

狙い目はチョウテン。


魁炎星王-ソウコ(宋江 + 虎(コ))

エクシーズ召喚時、デッキから炎舞をセット。

エクシーズ素材を1つ取り除く事で獣戦士族以外のフィールド上の全ての

効果モンスターの効果を相手ターン終了時まで無効。

墓地に送られたとき条件をクリアすればレベル4以下の獣戦士族モンスター2体を特殊召喚。

セット、効果無効、特殊召喚と、さすが炎星の総大将。


間炎星-コウカンショウ(公孫勝 + 紅冠鳥(コウカンチョウ))

エクシーズ素材を2つを使い、

自分の場・墓地の炎星または炎舞と名のついたカード2枚と

相手の墓地または相手の場のカード合計2枚を選択して持ち主のデッキに戻す非常に強力な効果。

☆4の炎星モンスターでなければ召喚できないが、見返りは十分。


リンクモンスター

炎星仙-ワシンジン

炎星・炎舞の発動コストを踏み倒す効果を持つ。

さらに、自分のフィールドまたは墓地の炎舞を手札に戻して炎星を墓地へ送る事もできる。


Brotherhood of the Fire Fist – Peacock

海外先行カード。詳細は不明。


炎舞

炎舞の共通効果で自分の場の獣戦士族の攻撃力を上げる効果を持つ。

この恩恵は高く、炎星デッキの攻撃力不足を補っている。連合軍や一族の結束とは違い、墓地やフィールドに存在する種族によって効果や増加量に変化が起きないため、他の種族との混成デッキでも、ある程度機能する。

魔法

炎舞-「天キ」(※キは玉偏に幾)

獣戦士族をデッキからサーチする効果。炎星デッキには3積確実のカード。炎王妖仙獣など他のカテゴリーのサポートにもなる、その強さが評価されたのか、2017年1月に制限カードとなった。

その後、徐々に制限緩和され、2017年10月以降は無制限となっている。


炎舞-「天枢」

通常召喚に加えて獣戦士族の召喚権を増やすことができる。


炎舞-「玉衝」

相手の場にセットされている魔法・罠を一枚封じることができる。

炎星デッキ以外で使うことはあまりない。


炎舞-「揺光」

発動時、手札の獣戦士族を捨てることでモンスターを破壊できる。

手札で腐り気味のカードを処理できるため、なかなか使える。


炎舞-「天セン」(※センは玉偏に旋)

発動時、獣戦士族1体の攻撃力を700上げる。さらに罠の炎舞は常時300攻撃力を上げるため

実質1000上げることができる。


炎舞-「天権」

メインフェイズ1に、獣戦士族1体を効果から守る。

使える時期が限定されているため、ちょっと使いづらい。


炎舞-「開陽」

獣戦士族に貫通効果をつける。

使う場面によって、相手に大ダメージを与えることができる。


極炎舞-「星斗」

自分の墓地から炎舞を7枚をゲームから除外し

自分の墓地から炎星モンスターを可能な限り特殊召喚。

さらに、この効果で特殊召喚したモンスターの数まで、

デッキから炎舞をセットできる極意。そう簡単につかえない…


総評

即効性が高く、展開を重ねて手札も増えるといった動きが魅力の炎星だが

それは炎舞とのコンビネーションが合ってこそであり、炎舞を片っ端から消されてしまうと

動きが極端に鈍くなる。加えて、根本的な攻撃力の低さが戦において響くことが多々ある。


一時は大会で結果を多く残したが、インフレ化が進むにつれ徐々に使用率は低迷。

第一線から退くこととなった。

今現在、トウケイの制限解除に伴い炎星は本来の力を取り戻し、大会で結果を残すことは依然難しいが中堅以上の強さを誇っている。


のは過去の話。


炎星に限った話ではないが、新ルールによって「EXモンスターゾーン」が増設されたため

EXデッキから出てくるカードはとにかく場所が足りない事態に。

故に、いままでの基本的戦術が使えなくなってしまったため、今の炎星を使うには

リンクモンスターを使った構築を強く勧める。


余談

とにかくイイ男が揃っている。イラストを見れば一目瞭然。

トウケイ、ホークエイ、ユウシのイケメン顔に、北大路欣也に似ているソウコ、チョウライオといったダンディな顔。炎星=イイ男の集まりと言ってもいい。


男性だけでなく、女性の方も一度その顔を見てみることをオススメする。


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