もしかして→炎王龍
概要
第8期ストラクチャーデッキ「炎王の急襲」で登場したモンスター群。
「破壊と再生」がコンセプトとなっており、破壊された場合に効果が発動するモンスターや自分の手札を破壊して発動するカードが多い。特に炎王の切り札である炎王神獣ガルドニクスは効果破壊時された場合に蘇生+フィールド上のモンスターを全て破壊する効果を合わせ持つ。
そのため、同じく破壊により効果を発揮する九尾の狐や火舞太刀などの炎属性モンスターと相性がいい。
12期で炎王が大幅に増加し、課題であった展開力に加えパーミッション力を手に入れた。
動き
このデッキにおいて核となるのは、手札・フィールドのモンスターを破壊して炎王モンスターをサーチできるフィールド魔法の炎王の孤島とそれを破壊から守りつつ相手ターンでのX召喚が狙える炎王の聖域である。
孤島によって炎王のトリガーを連発し、展開の過程で炎王獣ガネーシャや炎王獣ハヌマーン、炎王神天焼を並べて相手の攻略法を潰していくのがポイントとなる。
デュエルが始まったらまず最優先で聖域を呼び込んで張る。
真炎王ポニクスで容易にサーチ可能で、ポニクス自身もスネークアイのサポートを受けられるので初手に持ち込みやすい。
後は聖炎王ガルドニクスと炎王神獣キリンを並べて相手ターンに炎王神ガルドニクス・エタニティを出して相手の場を一掃し、返しのターンでエタニティを自壊させて1キルに持ち込むのが理想的。
弱点
- 被破壊をしないと始動が始まらず、ディスアドバンテージになりやすい。
- 禁じられた聖衣やまどろみの神碑等で破壊耐性を付与されるとそれが自分だろうが相手だろうが戦術を崩される。
- 相手の場の除去手段が破壊を伴う為、破壊耐性持ちに阻まれやすい。
- 溶岩魔神ラヴァ・ゴーレムや倶利伽羅天童で盤面を崩されやすい。
- 墓地利用が多い為、墓穴の指名者や無差別除外に弱い。
- 孤島が除去されると自分のモンスターが問答無用で全滅する為、そこを突かれると非常に脆い、特に聖域の守護を突破してくるコズミック・サイクロンなどが刺さりやすい。
背景
「ガガガ学園出張版」にて、炎王とそれに対立する海皇について触れられている。
それによると、炎王は活火山を持つ孤島に住む、火山から生まれた幻獣であり、その火山を自分たちの聖域として守護している。
海洋・陸地を含む一帯の支配を目的としている「海皇」の軍勢とは長年対立しており、「海皇」軍は孤島に侵攻を掛けるも炎王たちの抵抗により膠着状態に陥っていた。
「海皇」軍はこの打開策として、住処の喪失により行き場を失っていた水精鱗たちを配下とし、再び孤島への進撃を開始した。
こうして、陸の「炎王」軍と海の「海皇水精鱗」軍との戦闘が勃発したのである。
モンスター一覧
モンスター名 | 種族 | 元ネタ |
---|---|---|
炎王神獣ガルドニクス | 鳥獣族 | ガルーダ+フェニックス |
炎王獣ガルドニクス | 鳥獣族 | 同上 |
聖炎王ガルドニクス | 鳥獣族 | 同上 |
炎王神ガルドニクス・エタニティ | 炎族 | 同上 |
炎王獣バロン | 獣戦士族 | バロン |
炎王獣ヤクシャ | 獣戦士族 | 夜叉 |
炎王獣キリン | 獣族 | 麒麟 |
炎王神獣キリン | 獣族 | 同上 |
炎王獣ガネーシャ | 獣戦士族 | ガネーシャ |
炎王妃ウルカニクス | 鳥獣族 | ウルカヌス+フェニックス |
真炎王ポニクス | 鳥獣族 | ポイニクス(フェニックス) |
関連イラスト
pixivでは魔法カード「炎王炎環」に描かれているガルドニクスの転生後の雛の姿がよく書かれる。
この雛はその後2023年9月発売の「ストラクチャーデッキR-炎王の急襲」にて、「真炎王ポニクス」として待望のカード化を果たしている。