概要
ストラクチャーデッキR -炎王の急襲-のパッケージを勤めている炎王。
カードテキスト
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札・墓地に存在し、元々の属性が炎属性となる自分のモンスターが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。
(2):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。「聖炎王 ガルドニクス」以外の自分の手札・デッキ・フィールド(表側表示)の獣族・獣戦士族・鳥獣族の炎属性モンスター1体を破壊する。このカードの攻撃力はターン終了時まで、この効果で破壊したモンスターの攻撃力の半分だけアップする。
解説
炎属性の被破壊時をトリガーにした自己特殊召喚と召喚・特殊召喚成功時の炎属性の破壊とその攻撃力を吸収する効果を持つ。
(1)はこのカードをサーチできる炎王の孤島で炎属性を破壊することで擬似的なリクルートとなる他、ブラック・ローズ・ドラゴンや鳴いて時鳥等の自壊持ちモンスターでもトリガーとなる。
(2)は同名カード以外の獣族・獣戦士族・鳥獣族の炎属性モンスターを破壊する効果。
他の炎王には無い特徴としてデッキからも破壊でき、アドバンテージを失わずに炎王を破壊できる。
破壊なので灰流うららに引っかからずに墓地肥やしが可能。
更に自己強化まで付属していので【炎王】の課題であった打点不足を解消できる。
炎王神獣キリンなら炎王を更に展開でき、炎王獣キリンなら自己強化値が低くなる代わりに担当種族以外の炎属性も追加で墓地へ落とせる。
自身の(1)の効果を発動していないターンであればこの破壊をトリガーに同名カードを出すことも可能。
この様に【炎王】ではエースアタッカー兼メインエンジンとして運用できる一方で、オリジナル元の炎王神獣ガルドニクスとは相性が良くタイトルを冠している炎王の急襲とは非常に相性が悪い。
自身をリクルートしても効果が無効化される為単なるバニラに過ぎず、他のリクルートした炎属性の自壊をトリガーにしようにもタイミングがエンドフェイズとやや遅く、せっかくの自己強化を活かせないからである。
また効果使用後はバニラと化すので攻撃を終えたら何らかの素材にして意図的に墓地へ落としたい。
オリジナル元の炎王神獣ガルドニクスを破壊すれば他のカードを使う手間なく相手モンスターを巻き込んで自身を処理できる。
炎王獣キリンを運用した動きであれば覇蛇大公ゴルゴンダやジェット・シンクロン等を自己再生させてX召喚やS召喚も狙える。