統一

マーストラス島から来た5人の傭兵の誘いを受け、ジンリーはヤマー家の傭兵ウクルと共に暴君領主レコンキスタ家追討に立ちあがる。ジンリー達はまずレコンキスタと同盟関係にあるナルトーア家の兵団と戦う。 見所 　元ヤマー家の黒人傭兵ウクルが何と主役級の扱い。戦略を立てるのが苦手なジンリーを上手くフォローし、名軍師として後世に名を残す事となった。舞台はマーストラス島に移り大河的な展開、島の雰囲気は全体的に中世風で時代遅れを感じさせる。それだけにヒトラス率いる第五兵団は近未来風のエアバイクの編成で強さは際立っていた。とにかくカーリー国王に対する外部の人間の認識が今回の焦点。レナはこの戦いでヒトラスに切られ負傷したため、当然ヒトラスが仲間になるのは反対だ。ちなみに移動手段はガントラルの戦車とウクルのジープである。

カーリーが各領主に手回しして要請した援軍の力を借り、ジンリーと８人の傭兵達はレコンキスタ家の要塞に突入。ジンリーは要塞防御司令官ピアニッシモと大陸一の戦士の座をかけて死闘を演じる。 見所 　第２部最終回はタイトルが示す通りカーリーと真春親方の天下分け目の決戦という形になった。しかしいくらウクルの戦術を持ってしても、あれだけの軍勢で要塞に殴りこむのは無謀としか言いようが無い。カーリー達のアシストがなかったらどうなってたことか。それにしてもカーリーの外交戦術は見事な物、やはりカーリーには何か不思議な魅力があるのだろうか。ピアニッシモは伝説の黒騎士バスの血を濃く引きジンリーと似たような立場にある。従って敵ながらも二人はお互いに心を通わせていたのだろう。こうして物語は折り返し地点を迎える。