カードテキスト
効果モンスター
星8/光属性/戦士族/攻3000/守2500
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地から光属性と闇属性のモンスターを1体ずつ除外した場合に特殊召喚できる。
このカードの(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを除外する。
この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。
(2):このカードの攻撃で相手モンスターを破壊した時に発動できる。
このカードはもう1度だけ続けて攻撃できる。
概要
墓地の光属性と闇属性を1体ずつ除外して特殊召喚できる、いわゆる特殊召喚モンスター。
墓地に送る手間を考えても通常のアドバンス召喚より遥かに容易である。
攻撃を破棄する代わりにノーコストで相手モンスターを除外する効果と、モンスターを破壊した場合もう1度だけ攻撃できる効果を備える。
1ターン内でどちらかしか適用できないが、どちらも非常に強力な効果となる。
コストも何もなく、表示形式やステータスを問わず、しかも破壊せずに除外するという性能は現在でも十分に通用する凶悪な除去手段でありシンプルに強い。
連続攻撃の方も劣らず強力で、3000打点のこのカードが2回攻撃するようものならLPの4000~5000程度は軽く吹っ飛ぶ火力になる。
そこにオネストでも絡めようものなら1ターンキルも容易で、実際当時はこのカードがフィニッシャーと化す光景が日常茶飯事であった。
とにかく生まれる時代を軽く10年は間違えたとしか思えないローリスク・ハイリターンなパワーカードであり、2003年10月に制限化、次いで2005年9月に禁止カードに指定される。
そのまま永久に戻らないかと思いきや、このカードが眠る間に環境はインフレを繰り返し、「そろそろ帰ってきてもいいのでは?」という声も上がるようになった。
そしてついに2011年9月、6年ぶりに制限カードに復帰し、大きな話題になる。
そればかりか2016年10月には準制限、2017年7月にはとうとう無制限カードになってしまうのだった。
極限まで高速化したデュエル環境においては「墓地に光と闇を用意する」「サーチ手段に乏しいこのカードを手札に確保する」という行為は遅く、このカードが出る前に決着がつくことが普通になっており、それを踏まえた上での制限解除となったようだ。
逆に言えば、出せさえすれば往年と同様の鬼のような性能で大暴れできることには違いはないため、光属性や闇属性を無理なく用意できるデッキでは十分に採用の価値は残っている。
2019年7月27日に遊戯王OCG公式Twitter上で行われた「遊戯王OCG 10000種突破記念大投票」第3期投票では第1位に輝いた。
アニメでの活躍
アニメ『遊戯王デュエルモンスターズGX』に登場し、「十代VS神楽坂」戦で神楽坂が使用した。
攻撃名は「開闢双破斬」「時空突刃・開闢双破斬」(2回目の攻撃時)。