概要
劇中に度々登場する『太平風土記』なる書物にてその存在が示されている異形の怪物。邪悪な顔つきをした犬に似た獣のような外見であり、左腕には巨大な刀のようなものを有している。
伝承によれば、「禍々しき風」であらゆるものを切り裂いてしまうとされており、魔王獣などのとんでもない存在が多数記述される書物に記載があることから、かなりの災厄をもたらす存在とされている模様。
日本各地の伝承に伝わる鎌鼬と酷似しており、それと類似もしくは同等の存在と思われる。
本編第23話にて、『太平風土記』からの引用という形でその存在が示唆された。折しも街では建物に刀で斬りつけられたような損傷が突如現れるという奇怪な現象が相次いでおり、SSPの面々はこのカマイタドンこそが事件の元凶と考え調査を開始したのだが、ガイはその損傷がいずれも三日月形である点に気づく。
その直後、現れた真犯人は…。
余談
- 『ウルトラマンX』以降の作品において、『太平風土記』は必ず何らかの形で登場しており、言及されている怪獣や厄災はいずれも本編において重要な意味を持つ存在として登場しているのだが、何故かこのカマイタドンだけは本編中での言及のみに留まっている。
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この先、ネタバレ注意!
『ウルトラマンオーブ』本編最終話において、『太平風土記』について「古代に記された予言書ではないか」という見解がSSPの松戸シンによってなされた。これが正しいと仮定するなら、魔王獣が記された書物にカマイタドンが併記されていることを踏まえると、カマイタドンの正体とは某闇の紳士のことだったのではないかという可能性が浮上している。
とはいえ、書物中の姿と実際の姿がなぜここまで違ってしまったのか、という点は謎として残る。もっとも、前例を踏まえるなら、予知が不完全で一部想像で描くしかなかった、と考えれば辻褄は合うのだが…。
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