カスミソウは、植物界被子植物門双子葉植物綱ナデシコ目ナデシコ科カスミソウ属の植物の総称。
または、カスミソウ属のうちの1種を指す。
園芸や装飾関連では、単一の種ではなく複数の種をひとまとめにして指すことが多い。
原産地は地中海地方や西アジアからコーカサス地方やウクライナにかけての地域といわれる。
種にもよるが、一年草または二年草である。
いずれの種類も、細い茎の先に白く細かな花を多数咲かせ(種類によっては色のついた花を咲かせるものもある)、離れたところから見るとまるでレースを広げたかのようである。
日本名の「カスミソウ」は、この様子を霞がかかった状態にたとえたものである。
見た目がおとなしいがボリュームがあるため、ほかの華やかな花を引き立てる効果が高く、花束や生け花・フラワーアレンジメント、仏花などへの利用として人気が高い。