概要
生花をアルコール(エタノール)やグリセリンなどに漬けて処理することにより、元の花の形や質感を保ったまま長期間保存できるようにしたもの。各種装飾やフラワーアレンジメントなどに用いられる。
製作工程上、色素が抜けてしまうため、改めて染色することになるが、元の色とは異なる色や自然界にない色にすることも可能であるため、装飾的価値や楽しみ方が広がる。
保存状態にもよるが、ヨーロッパなどの比較的乾燥した環境だと8~10年ほどはもつとされている。日本は湿度が高いので、保存期間は短くなるが、それでも5年ほどは楽しめるという。
作り方を大まかに説明
- 新鮮な生花を用意する。
- エタノールを主成分とする脱色液に花の全体を漬けて脱色する。
- グリセリンを主体とする染色液に脱色後の花を浸して色を付ける。
- じゅうぶんに乾燥させる。