概要
両親を亡くして孤児となり、奇形の見世物たちがうごめく見世物小屋で働かされるはめになった薄幸の少女みどりの辿る数奇な運命を描いた、丸尾末広作のエログロ漫画である。「地下幻燈劇画 少女椿」という題名でアニメ映画化される。
「私はどのように生きたらよいでせう」
登場人物
おかっぱ頭が特徴の女の子。年齢は10代前半。
花売りをしながら病床に伏す母親と共に暮らしていたが、母親が亡くなり孤児となる。客として知り合っていた嵐鯉治郎を訪ねた事がきっかけで、見世物小屋の芸人にされてしまう。
小人症の中年男性。鯉治郎が東京から呼び寄せた芸人であり、西洋手品の使い手。みどりを気に入り寵愛するが、彼女に対する独占欲も露わにしていく。今で言うこれ。
見世物小屋「赤猫座」の芸人。両腕を失い、火傷した顔を包帯で覆った男性。怪我の理由は不明だが、代わりに足を手のように使うことが出来る。欠損・包帯・学ランなど数々の属性を持ち、作品の中でも高い人気を誇るキャラクター。
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軽業や火吹き芸を行う芸人。黒髪のポニーテールが特徴。見た目は美少女だが、一人称は「俺」で生意気な性格。赤猫座の座長である鯉治郎に可愛がられている。
所収
単行本 青林工藝舎より
2003年初版発行 ISBN 4883791416