概要
高畠華宵などの影響を受けたレトロなタッチと、(主に性的に)過激な描写、夢野久作や江戸川乱歩などの影響が色濃い幻想的、怪奇的な作風が魅力。
代表作『少女椿』は1990年代初頭にアニメ化されている。
この作品は神社の境内で上映され、スモークや紙吹雪などの独特の演出がなされた。
なお、この作品のメディア化は日本国内では基本的に行われていない(VHSビデオは少数が配布されたことがある)が、フランスでは『MIDORI』というタイトルで正式にDVDになっている。
また『少女椿』の主人公「みどりちゃん」は、筋肉少女帯の「何処へでも行ける切手」という曲を経て『新世紀エヴァンゲリオン』のヒロイン綾波レイのキャラクターデザインに影響を与えた。
手塚治虫文化賞20周年記念ムック本「マンガのDNA」(2016年出版)にて『どろろ』の公式2次創作を描き下ろした。