機兵
きへい
概要
SDガンダム外伝第三章「聖機兵物語」から登場した科学と魔術が合わさったロボット兵器
性能は機体によってマチマチではあるが、生身の騎士や法術師では余程の実力者でもなければ倒すのはまず不可能と言える(それでも精々一体ぐらいが限度)。
登場したばかりの『聖機兵物語』や『機甲神伝説』の時代では、どの国家も保有数が限られていたが、数十年後の新SDガンダム外伝の時代には配備が進み、全ての国家に機兵団が存在し、武道大会まで開かれる程になっている。その為かこの時代に生身で機兵と戦おうとする者は殆ど居ない(倒せちゃう強者も結構多いが)。
機兵技術の興亡
創世の時代、非常に高度な文明が存在しておりこの頃から機兵は存在していたが、神同士の激しい戦いより文明は衰退した。
最終決戦の地には大量の古代機兵の残骸が埋もれており、後にラクロア王国にあるこの地は「機兵の谷」と呼ばれるようになる。
(雷の一族の記憶に刻まれた聖龍巨神ドラグーンパレスも創世の時代の産物)。
同時代の月にもやはり高度な文明が存在していたが、こちらでも戦乱が巻き起こり国が崩壊している。
(機甲神は当時存在した月王国セレネスで作られ、天空魔城ゲルニカは敵対勢力によって作られた)
時は流れ、古代に再び高度な文明が成立する。
ラゴル地方に降臨した「地融神イシュタ」と「地裂神ガイアス」が、神々の在り方を模した形で人々に作らせ力を与えた機兵が聖機兵ガンレックスと聖機兵ルーンレックスである。
またグラナダ地方ではドゥームハイロウや重機兵ドゥームフレアといった脅威に対して、伝説の聖騎士が雷龍剣の奥義によってのみ操作可能な龍機ドラグーンを開発して対抗した。
再び時は流れ、機兵技術を持つのは、聖機兵の伝承を受け継ぐラゴル地方のダバード王国やロナ家、レッドウォーリア一族、月の悪の遺産である天空魔城ゲルニカを手にしたエギーユ王のデラーズ国、聖騎士の末裔である雷の一族、創世の時代から続く血族で雷の一族と対になる嵐の一族、など限られた勢力だけになっていた。
『機甲神伝説』の後、ダバード王国が助けを受けた各国に機兵技術を提供したことで世界中に広まっていった。
新世代機兵(第二世代機兵)
『黄金神話』にて、創世の時代に封印された暗黒卿マスターガンダムが復活、暗黒卿配下の三魔卿も復活して機兵の谷に埋もれた古代機兵と融合する。
戦いの後、三魔卿の残骸を解析したことで、技術革新が起こった。
そして『鎧闘神戦記』にて、機兵の谷から発掘した古代機兵の残骸から採取した核(コア)を利用した無人機、従機兵(デ・ドール)が開発される。
従機兵(デ・ドール)は旧世代機兵では太刀打ちできない性能を持っており世界中に配備されていったが、機兵の谷に封印されていた古代神が目覚めるとその支配下に堕ちてしまった。
従機兵に対抗可能な機兵は、アルガス王国の機兵工房に在籍していた4人の天才博士が作った、古代機兵の核を使用することなく高い性能を持つ4機のみだった。
その後、旧世代機兵も改修されて従機兵に対抗できる性能を得ていった。
第三世代機兵
世界は荒廃と再生を経て、『鎧闘神戦記』後の新世界にはルーンジストという魔力結晶が生まれた。
これを機兵の動力源に用いることで第二世代機兵を上回る性能が実現された。