「わたくしめが相手であります!」
CV:市ノ瀬加那
概要
パヴァリア光明結社の元構成員。
ヴァネッサ、ミラアルクと共に臨床実験体「卑しき錆色」(ノーブルレッド)と蔑まれてきた過去がある。だが、その忌み名を良しとしない、あすなろの心意気を持っている。
本当の名前は『エルザ・ベート』。
フランス、ローゼル県の出身で近親者による暴行・監禁事件の被害者。
神経機能の増幅手術が施されており、反応速度の高速化や並列処理の複雑化を実現している。
口調はきっちりとしており、語尾に「~であります」と付き、一人称は「わたくしめ」。
口癖は「ガンス」(了解の意)。
小さめのスーツケースのようなものを常に持っている。
結社残党の中では最年少だが、聡明なしっかり者であり、残党たちの小さなまとめ役となっている。
それ故なのか、他の二人に比べると幾分か理性的で残虐な行為も少ない。
常人を遥かに超えた速度やマニピュレーターデバイス『テール・アタッチメント』を使用して戦う。
そして、それらの使用に際する肉体への負荷を抑えるために複数の獣のDNA配列が後天的にインプラントされており、強化された肢体は野性みを帯びる。
他の二人に比べて直接の戦闘能力は劣るが、それを補って余りある機知と機転による柔軟な対応力がある。
ミラアルクとともに、希少な血液が必要で定期的に輸血しないと生きていけない。
自分達を切り捨てた風鳴からシェム・ハ(小日向未来)のコントロールを奪おうとするも、ダイレクト・フィードバック・システムを解除した途端、制御を失ったシェム・ハによって殺害されてしまい、「完全なる生命」を与えられる形で蘇る。
しかしそれは、「元の人間に戻る」という願いとは異なり「完全なる化け物として生きていく」事を意味しており、自分が永遠に人間に戻れなくなってしまった事にミラアルクと共に泣き崩れ、ヴァネッサに従うまま「神」であるシェム・ハの奴隷として生きる事になってしまう。
その後、種子島の宇宙センターをヴァネッサやミラアルクと共に襲撃するも、他の二人以上に自暴自棄に陥った状態となっており、月探査用のロケットを破壊し、月読調と暁切歌の二人と交戦。アマルガムの力を発動させた彼女達の連携攻撃の前に敗れる。
その後、彼女達から「孤独を埋めるのに心を怪物にする必要はないデスよ」、「あなたの心にある壁は、誰かを拒絶する為じゃない。それはきっと、誰かの思いを受け止める為に…優しさを忘れないで…!!」と説得を受ける事になる。
余談
口癖の「ガンス」はオオカミ男の語尾、「がんす」に由来する。