曖昧さ回避
もしかして→アンチラ星人
- フレーバーテキスト
SSR
西南西を護りし十二神将が一人。かつて先祖が目指した理想郷を夢見る猿神は、運命の出会いに従い旅に出る。少女の小さな体躯に秘められた揺るがぬ意志は、一行の力強い支えとなろう。
SR
煩悩を打ち払いし猿神は、世界の安寧を取り戻す。年年歳歳、軽やかに舞い踊る彼女は、歳歳年年、賑やかに旅を続けるだろう。
概要
十二神将の1人。空の世界と星の世界の監視役として世界を守護している。
2016年の干支にちなんで『申(さる)』を模したキャラクター。
かつて「サンゾー」と呼ばれる高僧と共に「テンジク」なる土地を目指して旅した偉大なご先祖様の血筋を引くとされる一族の末裔。
普通のエルーン族とは耳の位置や形が違っている。
2016年の間のみゲーム内の限定ガチャで『天干地支刀・申之飾』を手に入れるとSSRで仲間になる。
専用スキンとして私服バージョンである『桜風春装』が存在する。
2016年末のイベント「年年歳歳」では『心躍る猿神』バージョンが前年のアニラ同様イベントSRとして登場。信頼度を最大にすることで正式加入する。
奥義 | アビリティ | サポートアビリティ | |
---|---|---|---|
限定SSR | 金牙神然 (最終上限解放)千手千猿・猿皇波 | 不生不滅 君子万年 葦編三絶 三令五申 | 猿神宮の主 身外身の術 |
イベントSR | 旋脚猿舞 | 延年転寿 譎詭変幻 往古来今 | お役目納め |
※奥義「金牙神然」はアニラと同じ名称だが全く別の技。
容姿
黄金色のショートカットの髪に、赤い瞳。緊箍児をカチューシャのようにつけている。
服装は金縁の白い羽衣。横の面積が異常に狭く、肩から脇、背中、太腿、横乳まで露出している。
よく見ると足部分の布は透けて肌色が見えている。靴は履いていない。
エルーン族特有の耳は、ヒューマンの耳が生えている部分に猿耳が生えている。また、普通のエルーン族にはない尻尾も生えている。
イメージとしては「孫悟空の能力を持った三蔵法師」といった所か。
エルーンにしては耳が目立たないが、服装の危うさ・際どさはやはりそれらしいロリ。
觔斗雲に腰をかけこちらを見つめてくる様はなんだかいけない気持ちになってくるかもしれないので注意だ。
イベントSRは焦げ茶色の服に白いストールとレッグウォーマー。足元は安定のはだし。
スキンは薄いクリーム色と白の上着に水色のショートパンツとボーダーソックス。耳飾りとしっぽにはリボン。
性格
寝坊助で、寝起きだと台詞が全てひらがなになる。
歳の割にはしっかりしているが、本来は歳相応の性格。
アニラのことはアニラ姉ちゃんと呼び慕っており、よく懐いている。
猿神だけに尻尾で人に捕まったり、グルーミングしたりする。
ご先祖様が使っていた筋斗雲、如意金箍棒、分身の術といった仙術に加え、緊箍児も扱える。
普段は分身の術を使って、本物は神社でお勤めを、分身は筋斗雲に乗って昼寝している。分身の記憶は本体にフィードバックされるようだ。
ご先祖様が目指したテンジクを目指している。
性能
回復と強化に特化したサポートタイプ。
初となる味方全員を全回復する1アビは深刻な防御力DOWNデバフ付き。効果が重く(25~30%)長引く為(2~3ターン)、回復直後にパーティー壊滅の恐れもある諸刃。マウントは効かないが、クリア等で除去可能。
2アビは味方単体に一定ダメージを打ち消すバフ「バリア」を付与するが、同時に発動ターンのみだが攻撃を受けやすくなるデバフ「敵対心UP」も付く。「かばう」並に攻撃を吸う為、巧く使えば戦略の幅を広げられるだろう。
3アビは徐々に効果が増してゆく稀有なバフで、ピークとなる3ターン目以降は徐々に衰退してゆく。他のバフとの共存も可能な為、飛躍的な強化が見込める。
スキルは味方全員の回避性能を高めるものでパーティーの継戦能力UPに一役買っている。
2019年1月25日には十二神将のメンバーでは二人目となる最終上限解放が実装。
アンチラ事件
しかし、やはり彼女を語る上で決して避けては通れないのが、2015年末・2016年始をまたいで開催した「ゆく年くる年レジェンドフェス」での一件である。
この一件は単に「(本人にはその様な意図が無いにもかかわらず)アンチラは金を貢がせる悪女」という不名誉かつ事実無根な風評被害が起こったというレベルの話では済まず、「グラブル」全体、ひいては「ソシャゲの課金構造」そのものの根幹までをも揺るがす大騒動に発展したからである。
発端
騒動の始まりは、2015年12月31日19時更新のガチャにて含む新キャラ4人(アンチラ、ユーステス、ベアトリクス、ヤイア)が実装された事から始まった。
ネット上では実装前から盛り上がっていた一方で「今年の目玉であるアンチラを引いた」という報告は少なかった。
事態が動いたのは、年跨ぎのニコ生配信にてアンチラを引くまでガチャを回し続ける生主が現れ、 結果2276連目にアンチラを引き当て「70マンキー」なる言葉が流行る事になるが、この時点ではまだ「単なる笑い話」程度の評判に過ぎなかった。
疑惑の浮上
しかし、その後もレジェンドフェスのSSR出現確率6%のタイミングで、目当てのキャラを狙って高額課金をしたプレイヤーから「70万(もしくはそれ以上)使っても当たらない」との声がSNS上で話題に。次第に運営に対する不信感が募りつつあった。
そして炎上へ
当時のガチャページから確認できたユーザーのSSRの獲得履歴を監視し始めるユーザーは、独自に出現率の分析に乗り出した。
結果「アンチラだけ明らかに出現率」が低いと情報を共有する中、SNS上で「運営のステマが行われている」との声も上がり始める。
この炎上は急速に過熱し、最終的に署名数千人分を消費者庁に提出するまでの事件に発展したのである。
運営の謝罪
当時のグラブルプロデューサーであった春田氏が2月25日のグラブルの生放送にて、ユーザーへ謝罪。事件の経緯を説明したうえ、2周年を迎える3月10日より「レジェンドガチャに登場する装備品個別の出現確率を表記」との告知があった。しかし、この時点では「返金(もしくはそれに準ずる課金アイテム配布などの)措置」の言及はなされず、運営に対する不満は払拭されなかった。
通称「天井交換」が実装
その3月10日、ゲームの2周年とともに、期間中のレジェンドガチャの利用回数が300回に達した場合に、任意の装備を交換する「蒼光の御印」が実装。俗に「9万円天井」とも呼ばれる救済措置が敢行された。
救済措置と終焉
その後、ユーザー全員を対象に「レジェンドフェス開催中に購入したレジェンドガチャと同額の宝晶石(あくまで課金額そのものの返金ではなく、アイテムの給付)」の払い戻しが行われた。
こうして、禍根を残しつつも騒動は一段落したのであった。
関連イラスト
通常
イベントSR
桜風春装
関連タグ
アンチラからの呼称はアニラには「アニラ姉ちゃん」、マキラは「マッキィ」、ヴァジラは「ヴァジィ」。
アンディ・ボガード:奥義のオマージュ元