概要
名前のモチーフは「残虐(ざんぎゃく)」からで、キャッチコピーは『悪の華』。
地球侵略を目論むボージャックの手下の紅一点で、ゴクアは同じ仲間に当たる。『天下一大武道会』にイベントの一環として参加していた銀河戦士を殺害し、彼らに成り済ましていた。対戦相手であるクリリンを一撃の下に倒している。
さらにボージャックたちと共に孫悟飯を追い詰めるが、彼が超サイヤ人2に覚醒すると形勢が逆転。一瞬にして二人の仲間が葬られた事で恐れをなしたところを、背後に回ったボージャックから盾にされる形でエネルギー弾を撃たれてしまう。しかし悟飯には避けられ、ザンギャだけがエネルギー弾によって消滅するという非業の死を遂げた。
なぜボージャックがこのような真似をしたのかについては、ユーザーから「悟飯に女性を殺させたくなかった」と推測されている。
ちなみに「仲間が倒されたことで臆し、上司に見限られて処刑された」という展開はアニメオリジナルだがメカフリーザがやっている。
後の劇場作品『復活のフュージョン!!悟空とベジータ』にてカメオ出演を果たしており、あの世とこの世の混乱に乗じて、フリーザの配下としてボージャックと共に復活を遂げているシーンが一瞬だけ映っている。
容姿
エルフ耳と青肌という要素を除けば、つり目ながら愛くるしい顔立ち、脚まで伸びているカールのよう巻いたオレンジ色の癖のある長い髪が特徴的な美女。
服装は「海賊風」というコンセプトを基にデザインされた独特なもの。身に付けているアクセサリーと服の金具、その他の全体的なカラーリングはボージャックや他の仲間と共通している。
戦闘能力など
公式設定によれば戦闘力は250億。9億の18号より強く、400億のセルジュニアには及ばない数値である。
具体的な戦闘力の数値などは不明であるが、作中において地球人では最強クラスの実力者であるクリリンを撃破し、超サイヤ人化した悟飯を追い詰めるなど、人外とは言え女性ながら屈指の強さを誇る。他の仲間と同様に力を開放すると外見に変化が生じ、彼女の場合は髪が一時的に逆立つ描写がある。その際に体色の変化は無い様子(正確には戦いの場となった溶岩エリアの照り返しの影響により判別不能)。
技や能力においては、他の仲間も使用する幾重に連ねた操り糸のような金縛り技「サイコスレッド」を駆使し、捕縛効果が高いだけでなく抵抗する度にパワーを奪われるという厄介な代物。特に仲間との連携で仕掛けられた場合、抜け出すのは極めて困難である。
必殺技は自身の等身を超える大きさのエネルギー弾を発射する「シュートブラスター」、乱舞系の格闘技「スカイザッパー」など。
(※以上は各種ゲーム内での技名を抜粋)
余談
ドラゴンボール内では貴重な美女キャラクターであるが、原作に未登場かつ特殊なその肌色(ジャンルでは異色肌や人外娘に該当)などの諸々の要素から、ユーザーの間ではどちらかと言うと少数派のコアなファン層が目立つ。
その一方でメディアへの露出は多く、ゲーム作品においての参加枠では、ボージャック以外のメンバーの中では彼女が最多と好待遇である。
各種ゲーム内では、やはり劇場版にちなんだネタが豊富である。
1993年に発売されたスーパーファミコンソフト『超武闘伝2』での有名なネタとして、掛け合いにてボージャックから映画での扱いについて謝罪されるというものがある。
「ザンギャ、えいがではスマン!!」
さらに余談で『レイジングブラスト2』登場時においては、ボージャックにこの映画時のザンギャへの仕打ちが技として実装化(技名:ダーティークリミナル)される事になり、当然ながら彼女の悲劇を再現可能である。
……どうやら彼は反省していなかったようだ。
クリリンに関係する女性キャラクター(初対面時にクリリンがザンギャに見惚れて「かわいい」と発言している)と言う共通点から18号との掛け合いもあり、初期の頃は特にクリリンに関連した言及は無いものの、その様子は非常に険悪である。
※Sparking NEO
ザンギャ「ふっ、なに気取ってんの?」
18号「生意気だよお前」
※レイジングブラスト2
ボージャック「貴様、このオレに逆らうつもりか?」
ザンギャ「いつまでも親分面してるんじゃないよ!」
一方で最近の作品においては、18号から「うちの(クリリン)に色目を使った」と因縁を付けられ、完全に一方的なクリリン争奪戦が勃発している。