概要
Nintendo Switch Lite(以下ライト)は、任天堂から発売された携帯ゲーム機。
Nintendo Switch(以下スイッチ)の「携帯モード」での使用に特化してデザインした廉価版で、小型軽量化がなされた一方でいくつかの機能がオミットされている。
価格は19980円(税抜)。
主な特徴
コントローラー
ノーマルのNintendo Switch(以下スイッチ)では、本体から2つのジョイコンを取り外してプレイすることが可能だったが、ライトではこの機能がオミットされている。また、ライト本体にはHD振動やモーションIRカメラは搭載されていない。
ジョイコンではなくなった為か、方向ボタンに代わり再び十字キーが標準搭載されている。
但し、ライトと別売りのジョイコンやプロコントローラーを無線で接続することはできる。
TVモード・テーブルモード
ノーマルのスイッチではドックを使用する事によりテレビに繋いでプレイするTVモードができたが、携帯特化型のライトでは繋ぐことができない。そもそも映像出力すら無い。ただし、USB TYPE-CコネクタにUSBに変換コネクタを繋ぐとキーボードやマウスが対応するものならば認識する。変換コネクタを利用する事で有線LAN接続も可能。なお、HORI製の簡易型ドックは接続可能であるとの事。
またテーブルモード用の脚もライト本体からはオミットされている模様。
なお、別売りのジョイコンやプロコントローラーがあれば、テーブルモードでプレイすることもできる。
画面
ノーマルのスイッチ本体の画面の大きさが6.2インチなのに対して、ライト本体の画面の大きさはそれよりも0.7インチ小さい5.5インチとなっている。
使用可能時間
フル充電した状態で使い始めた場合、ノーマルのスイッチでは2.5〜6.5時間だったが、ライトでは3〜7時間とされておりやや充電が長持ちする仕様となっている。
・・・と思いきや、ライト発売に合わせてノーマルのニンテンドースイッチもバッテリーを改善した新モデルとなることが発表された、2019年8月末から出荷されるノーマルのニンテンドースイッチはバッテリー持続時間が4.5〜9時間と大幅向上している(バッテリー時間以外の仕様変更はない)
結局のところ今からスイッチを買うなら、バッテリーの持ちだけで言うとライトよりノーマルのスイッチを買った方が良いという形である。ただし、携帯に特化したサブ機として使うなら話は別だが、少々設定等に手間取る。
ただし、スイッチからは充電コネクタが汎用の「USB TYPE-C」になった為に専用の充電ケーブルでなくともUSB充電できるようになったのでモバイルバッテリーの併用という手段も可能。
ちなみに「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」の場合、スイッチ(旧モデル)では約3時間、ライトでは約4時間、スイッチ(新モデル)では約5.5時間プレイすることができる。
余談
任天堂のゲーム機の中で、名前に「Lite」と付くのは2006年に発売された「ニンテンドーDS lite」以来2度目。
関連項目
ゲームボーイアドバンス…任天堂が過去に出した携帯ゲーム機でNintendoSwitchの携帯モードやNintendoSwitchLiteで遊んでいるときの感覚が一番近いハードであり先祖的な物を感じられる存在。
PSVITA…スイッチライトと非常によく似たコンセプトのPSシリーズ最後の携帯ゲーム機。