概要
本作の冒頭でボンバー星へ侵略行為をしたアルタイルの配下である、幹部「マスカー三人衆」の1人。
作中でボンバーマンの前に姿を見せるのは、ホワイトアイスにて。雪山頂上からリフトで上層へ登るボンバーマンの前に立ちふさがる。格闘が得意らしく、光ってからの突進を受けてしまうと徒手空拳で葬られることになる。
反面、これに拘り過ぎるあまり、ボムをほとんど使用しない。曰く「ザコだと思って甘く見ていた」とのこと。ゴールドカード条件にも「光ってからの突進をボムキックで止める」というものがある。いつでも徒手空拳で攻撃できるよう、つねにボンバーマンと平行距離を取り続けるため、足を止めずに溜めボムを作れば、残りのカードを獲得するのも倒すのも難しくはないだろう。
担当エリアをクリアした段階で明確に生存が明らかとされる唯一のメンバーであり、アルタイルが倒されると彼を抱えて逃亡する様子が見られる。
真エンディングルートだと、この時にシリウスからの急襲を受けて奈落へ落下、生死不明とされていた。しかし、レインボーパレスにおけるシリウスとの決戦でピンチになったボンバーマンの前に現れ、シリウスへ無敵の力を与えていたコズミックキューブをその拳で破壊。シリウスを自身と同じ土俵へ引き摺り下ろし、ボンバーマンとタッグを組んで最終決戦へ臨んだ。
この時は彼も本気であり、徒手空拳でしとめるようなこだわりはなく、自滅も覚悟した猛烈なボムキックの連発による攻撃でシリウスへ打撃を与え、シリウスによる音速の突撃のダメージも彼が肩代わりすることがほとんど。HPはシリウスより高いのだが、彼が生存していることがゴールドカード取得条件なので、わくわくモードではシリウスへ与えたダメージによって出現したハートを彼へ投げつけて延命を図るといいだろう(彼もそれを知っててハートを優先的に拾うなど、ある程度賢い)。
戦いを終えた後、ボンバーマンの実力は認めつつも、仲間ではなくライバルと認識したらしく、いつか決着をつけようと考えていたようだ。
爆ボンバーマン2
続編では決着をつけようと闇の力に着目し、かつてセブンエレメンタルナイツと呼ばれていた立場から闇のエレメンタルによって新技を会得。ルキフェルスの配下としての立場が自身にとって都合がよかったのか、洗脳されたフリをして自ら彼に従い、「闇の吐息ベルゼバル」と名乗っている。
メンバーの中では最強と認知されているようで、男性そのものを軽蔑するゾニアも彼のことだけは認めていたほど。そのため、ボンバーマンが十分な実力を持っていることを今回の戦いで認知した場合、ボンバーマンがゾニアの死に物狂いの攻撃で消し去られるピンチに立たされた時は、自身の持ち場も離れてゾニアを逆に葬るなどの行動が見られた。
また、洗脳自体されていないことを後にミハールから看破されており、その際にボンバーマンたちを含めてその場にいた者に自身の目的を明かす(上記)。ミハールに憑依されていた宇宙海賊リリーには、自分の意志で戦うことの重要性を教えている。また、ベルゼバルと名乗っている理由についても、レグルスという名前がミハールの配下であるセブンエレメンタルナイツとしてのものであったことから、ミハールに従う意志がないことの証明とも取れる。
なお、本作におけるボスの即死攻撃の演出は、前作における彼の突進が元なのではないかという考察も。
本作の戦いは自身の持ち場であるデススターの頂上であり、突進・飛び道具・即死攻撃2種という攻撃的なラインナップでボンバーマンを迎え撃つ。以前とは隔絶された戦闘能力を誇るが、多くの攻撃に対して付け入る隙がある点は変わっておらず、攻略本に書かれている水ボムなどは特に扱いやすい。ただ今回は「如何にして肉を切らせて骨を絶つか」というレベルまで求められる判断力が必要とされるため、適正な間合いを取るのは簡単なことではない。ブラックホール型の即死攻撃に対しては、あえて離れ過ぎず、上手に誘導していくとかえって安全である。
もはや用済みとなったルキフェルスとの決着を急いだ彼だが、ボンバーマンが到着した時には既に膝をついていた。残りの力をボンバーマンに分け与えるも、逆に自身が暗黒球へ飲み込まれ消し去られてしまう。ちなみにルキフェルスの攻撃は相手の足元を狙ったものが大半を占めるため、攻撃の際に自身が一瞬動かなくなるベルゼバルにとっては相性が悪いとも取れる。
グッドエンドでは他の七騎士同様にエレメンタルの力で蘇生。すでにミハールやルキフェルスとの因縁が消えた今、名前をレグルスに戻している。ボンバーマンとの決着を望む考えは変わっていないが、2019年現在続編は製作されていない。