概要
BHB団の持つ『エレメンタル』を探して周る赤髪の女戦士。
BHB団の作り出したブラックホールに吸い込まれたボンバーマンが、《廃棄惑星》アルカトラーズにて《紅蓮の炎》ベルフェルを打ち破った直後に現れる。
明るく友好的な性格であり、強敵と戦ったばかりのボンバーマンに警戒されるもそれを気にせず、自分に敵意はなく自らもボンバーマンと同様にBHB団の作り出したブラックホールに吸い込まれたのだと打ち明けた。そしてベルフェルを倒したボンバーマンに「ベルフェルがキラキラしたお宝を持っていなかったか」と訪ねたものの、この時点のボンバーマンにはそれが『炎のエレメンタル』の事だと分からず、単に持っていなかったとしか答えられなかった。その後、アルカトラーズからの脱出の手掛かりを伝えた後、自身は「お宝」を手に入れるべく二人と別れた。
非常に容姿端麗なようで、ポミュからは出逢った第一声で「可愛い」と言われ、会話を終えた後にはボンバーマンも目がハートになりポミュに全く無反応になってしまっていた。
ブラックホールの脱出を目指すボンバーマン達とは別行動を取ったが、行く先々の星で再会してはエレメンタルに関する情報を教えたり、ピンチを助けたりするようになる。
BHB団の総帥《暗黒の救世主》ルキフェルスにより女神ミハールなる者が彼女にとりついた事が語られ、《時空の七騎士》であるベルフェルを倒した爆炎の戦士(ボンバーマン)とは別に、海賊リリーの事も警戒する様子を見せていた。
正体
彼女は元々ルキフェルスと組んで宇宙を駆ける宇宙海賊だった。しかしルキフェルスが惑星カオスに安置されていた『聖邪のエレメンタル』に触れた事で、封印されていた魔神サートゥスが彼の精神を乗っ取り、悪人へと豹変させる。リリーはルキフェルスの手で捕らえられ、幽閉されてしまう。しかしこの時、魔神の封印が解かれた事に気付いた女神ミハールが、事態を解決すべくリリーの精神に憑依していた。女神は魔神を封印する為の『エレメンタル集め』を行うようリリーに働きかけ、リリーは牢を脱出して行動を開始した。
当初リリーには女神に憑依された自覚は無かったようで、《雷帝》バアルから攻撃を受けた時に不思議な力が彼女を守った事に大きく驚いていた。
その後は少しずつ内なる女神と意思疎通が出来るようになっていったようであり、《流刑惑星デススター》でのボンバーマンとベルゼバルの戦いでは、女神が彼女の体を借りてその場に現れ、ベルゼバルを説得するなどしていた。
かつての仲間であるルキフェルスを救う為に女神の言う通りに行動していたリリーだが、やがて彼女は女神が「魔神の完全な封印の為に、この宇宙を犠牲にしようとしている」事を知る。エレメンタルを集めたボンバーマンからそれを奪い取るように命じる女神に対し、リリーは間違っていると反対の声を上げる。しかし魔神の復活が迫っている中でこの反抗は、女神に「リリーの体の強制支配」という強硬手段を取らせる事になる。
ボンバーマンが全てのエレメンタルを集めている場合、巨大戦艦ノアで再会するリリーは女神に操られた状態となっており、エレメンタルをかけて彼女と戦う事になる。この戦いはゲームのルート分岐点となっており、決着の仕方によってグッドエンドかノーマルエンドかが変わる。
戦闘スタイルはナイフでの斬撃や投擲。マップが比較的狭い事もあってかなり避けにくく、苦戦を強いられやすい。
