概要
東方地霊殿にて、古明地さとりが使用したスペルカード。高難易度版として『想起「恐怖催眠術」』がある。
レーザーの予告線を用いて自機の場所をサーチし、レーザー発射時にその場所を境界に大弾と中弾を別個に発射する形式となっている。
自機の位置を突き止めて弾幕に反映させる所は、「相手の心を読み弾幕とする」という、さとりの設定が現れているといえる。
地霊殿や、その後彼女が再登場するダブルスポイラーを含め、さとりが使用する『想起』とついたスペカの中で唯一オリジナルの弾幕であり、この後使用する『想起』はすべて、かつて自機が味わったトラウマ弾幕を再現した模倣品となっている。
これについて、グリモワールオブマリサの霧雨魔理沙は、『さとりは相手の記憶までは読めない為、このスペルカードによって顔に光を当てて動揺させ、心にトラウマを思い出させているのだ』という趣旨の発言をしている。
民間伝承におけるさとりがリアルタイムでの相手の心しか読んでないことに由来しているのだろう。
スペルカード戦で、次の展開のために使われるカードという意味では東風谷早苗の準備「サモンタケミナカタ」および準備「神風を喚ぶ星の儀式」に似ているともいえる。
テリブルスーヴニルは直訳で『恐ろしい思い出』を意味し、設定上のスペカの使い方や、さとりが司るトラウマを表現している。
また『想起』とは記憶の仕組みの段階『記銘(覚える)』『保持(保存する)』に続く最終段階の言葉で、覚えた記憶を思い出し再現すること。