概要
1993年にナショナルリーグに加盟。チーム名のロッキーズは、ロッキー山脈からきている。
本拠地はコロラド州デンバーにあるクアーズ・フィールド。世界一標高が高い球場である。(1600m)
初年度から観客動員数が448万人を記録する(なお、この年は収容能力が現本拠地より大きいNFLデンバー・ブロンコスの本拠地マイルハイ・スタジアムを間借りしていたため、現在では更新不能な数値である)。1995年に本拠地をクアーズ・フィールドに移し、ポストシーズン進出も果たした。
標高1600mという打者有利なクアーズ・フィールドを本拠地としているため極端な投低打高なチームとなっている。
アンドレス・ガララーガ、ダンテ・ビシェット、ラリー・ウォーカー、ビニー・カスティーヤ、近年ではトッド・ヘルトンやマット・ホリデイ、カルロス・ゴンザレスといった強打者揃いなチームで、1993年以来、首位打者6回、本塁打王3回、打点王7回をロッキーズの選手が受賞している。
一方、投手成績があまりいいとは言えず、投手のタイトル獲得者は2019時点までで1人(2017年の最多セーブ、グレッグ・ホランド)しかいない。これは極端な打高投低のデンバーを嫌って、有力な投手が契約に応じてくれないことも一因としてある。
2007年にナショナルリーグで初優勝したが、ワールドシリーズでレッドソックスに4連敗しており、ワールドシリーズ出場経験のある29チームでは唯一、勝ち星を挙げていないチームとなっている。また、マイアミ・マーリンズと並んで地区優勝をしたことが無いチームでもある。
プロスポーツチームとしては異色で、チーム方針でキリスト教を信仰している。
日本人では吉井理人と松井稼頭央がかつて在籍しているほか、来日1年目にいきなり日本記録となる214安打を記録したマット・マートン(阪神)や防御率3.26ながらも最優秀防御率を獲得したネイサン・ミンチー(広島、ロッテ)、日本プロ野球史上最速(球速162km/h)を記録したマーク・クルーンなどNPB球団に在籍した海外出身の選手もいる。