スーパーサイエンス・ネットワーク
すーぱーさいえんすねっとわーく
スーパーサイエンス・ネットワーク
綾小路麗子を首領とする、過激派科学団体にして国際犯罪シンジケート。
略称はSS-N。
性質はカルト教団に近く、部下はみんな麗子を崇拝し、彼女の命令にはどんなものであろうと無条件に従う。たとえそれが自ら命を絶つ事であっても。
地球を汚す人類の抹殺が最終目的。
バイオモンスターを作り出すスーパーサイエンス・ネットワークの首領。
「人間は地球環境の敵」と認識し、人類を排除しようと企む。
ちなみに部下は麗子に忠実で、「麗子様」と呼び、麗子の命令はどんなものであっても(「死ね」と言われても)従う。
物語終盤、自らを改造し、最強最後のバイオモンスター「超獣神」へと変貌する。
アイスマン
SS-N第1の刺客で、口からあらゆるものを凍らせる冷凍ガスを吐きだすバイオモンスター。
その正体は冷凍倉庫に閉じ込められて、細胞そのものを変質させられた作業員・工藤助三。
ドクター椎名に復讐心を煽られて、冷凍能力を強化されていた。
鉄鋼兵
富嶽山の遺跡から発掘された超古代のロボット。外見はジャンパーソンに似ているが、カメラアイがモノアイになっている等の相違点がある。
武器は怪力と額から放つレーザービームで、人間を消滅させるほどの威力を持つ。
その外見のせいで、ジャンパーソンは鉄鋼兵と同じ超古代のロボットと思われてしまう。
怪盗パンサーレディ
電送スーツを使って、装置のエネルギー源となるブルーダイヤを盗み、またジャンパーソンの身体に侵入して苦しめた。
正体は20代の若さで物質電送理論の権威となった女科学者にして大学講師・石黒小夜子(いしぐろ・さやこ)。
この電送スーツは見た目では全身タイツの豹の被りものだが、尻尾は人を絞殺できる機能を持っている。また、鋭利なネイルも武器(ただし、指はスーツに覆われていない)。受信機を外されると現実世界に出てしまう。
麗子のお気に入りだったらしく、パンサーレディ逮捕の際、麗子はジャンパーソン打倒を誓った。
ドクター甲賀
忍者部隊を率いる隊長。自ら上忍の出で立ちで戦い、部下は下忍に扮する。
正体は忍者を最高の進化形態と考える生物学者・青木マサオ。彼は忍者の研究に没頭し過ぎた末、国際的に禁止されていた遺伝子実験を行って学会を追放された後、SS-Nに加入した。
猿飛佐助のDNAを現代に甦らせることを目論んでおり、佐助の性格を見抜けなかったことで失敗しかけるが、その血を使って拉致した人たちを忍者に改造していった。
最終的にジャンパーソンによって、忍者にした者たちを元の人間に戻された上に装置を破壊され、アジトの外の柱に部下ごと縛られた。
人間モドキ
外見も中身も人間そっくりのバイオモンスター。ジャンパーソンのスキャンでも当初は「人間」と認識してしまう程。
人工タンパク質で出来ており、完全に粉々にしない限り復活する。
ジャンパーソンの策で表向きは死んだことにされつつ生かされ、自分を求めてくれた名も知らぬ女性といずこかへ旅立った。
洞田博士
超能力者でもある科学者。以前は麗子は口ばかりと思って信頼していなかったらしい。
自らダベ星人のリーダーを演じる。
ダベ星人
洞田博士に超能力を強化されて宇宙人と思い込まされた超能力者達。
スーツはチャップの転用。
倉橋歳三
科学者。両親を失った綾小路麗子の育ての親でもある。
人間を憎む麗子の行動に反発し、度々諫めるも聞き入れられなかったが、彼女の両親から託されたフィルムを預けられる形で麗子からは見逃されていた。これは自分を育ててくれた恩義の証であるらしい。
超獣神と化した麗子を諫めるも溶解ガスを浴びせられ、肥料にされて死亡。
超獣神
綾小路麗子が自身を改造し作りだした最強最後のバイオモンスター。SS-Nの全研究データを注いで作られている(今までのバイオモンスターはこのための試金石)。
口から吐く火炎はあらゆるものを焼きつくす。最大の武器は口から吐く溶解ガスで、これを浴びた人間は高有機の肥料になってしまう。ワープ装置を使って全ての人間を肥料にしようとした。