潮改二
うしおちゃんのさらなるかいそう
概要、まいります。
2014年11月14日、イベント海域渾作戦の開始と同時に実装された、駆逐艦娘の「潮」が改二となった姿。
80年前の同日、浦賀にて彼女が就役した日でもあった。
改造Lvは60と、ここ最近のインフレ気味だった改造Lvからは若干外れ、やや低めとなっている。
服装は頭に鉢巻を巻いた以外特に変わっていないが、ちょっと成長したイメージらしく頭身はかなり上がっている。ただしバストサイズはほぼ据え置きのためロリ巨乳度は相対的に後退した。
主な変更点は艤装である。まず改造前は何故か特Ⅰ型の物だった背部艤装のデザインが特Ⅱ型準拠に修正された。他は主に終戦時を反映しており、迷彩塗装が施されている他、ピンク色の連装砲ちゃんの頭が無くなり12.7cm連装高角砲(後期型)を構えている(ただし史実では12.7cm連装高角砲を装備した事は無い)。これは損傷した響の修理の際に一番砲塔を譲り渡した事の反映と思われる。
腰に大量の爆雷が巻かれているが、これは陸奥爆沈の原因が潮が投棄した爆雷という説に由来するものであろうか(現在は完全に否定されているが)。
それ以外にも陸奥とは史実で内地帰還時に一緒に居た事などもあってか追加ボイスでは陸奥に言及しているものが追加されている。
実装と同時にボイスも追加され、母港で悲鳴を上げなくなった。ただ未だに近代化改装と装備換装とは区別がつかない模様(仕様上装備換装時のボイスは改装時のものの使い回しのため仕方ないが)。
これが……これが性能。……ですよね?
初期装備は【25mm三連装機銃/25mm連装機銃/九四式爆雷投射機】と、特に目新しい物は無い。
主砲を持ってこないのは前述の史実からか。
火力面に関しては、改造前と比較すると火力+1、雷装+1と、殆ど強化されておらず、駆逐艦の平均程度に留まっている。
その一方で、対空は+25と大幅に強化されており、あの駆逐艦トップだった初春改二を更に追い越した。回避も+5され94となり、島風・雪風の99に次いで駆逐艦中2位となる。
その他のステータスは耐久+3、装甲+6、対潜+13、索敵+9、運+12。運32は幸運艦・生存艦の改二としてはやや控えめの数字。
ステータス比較を見ると、攻撃型の夕立改二や綾波改二とは違い、対空カットイン実装前の五十鈴改二のように対空・対潜・索敵・回避が強い、防御・補助よりのステータスとなっていると言える。
彼女の改二の実装と共に、対空砲火にテコ入れが入ったため、今まで以上に対空値は重要になっている可能性は高い。
まるゆで幸運値を改修すれば、夜戦特化型には及ばないものの、高射砲と魚雷での複合カットインによる一撃必殺もより現実的に狙えるようになる。
駆逐艦として最高の対空を持つ秋月は雷装が低く夜戦火力に欠けるため、対空と夜戦の両立という意味では完成度が高い。
総括すると、「突出した強さはないが、器用に立ち回れる護衛艦タイプ」といえるだろう。
類似するタイプに初春改二がおり、あちらは対空と雷装が大きく向上して対空射撃と夜戦連撃の両立に秀でるため、住み分けは容易。
通常海域の周回における主力艦の護衛や、イベント海域後半に主力駆逐艦を温存したいときの代役としては申し分ない活躍をしてくれる。
潮改二の上方修正履歴(改二実装から6度の上方修正が行われている)
- 2016/04/01のアップデートで装甲最大値が55→56へ(+1)、回避の初期値と最大値(Lv99時)がそれぞれ64→65、94→95(+1)へ上方修正。「胸部装甲の増量?」とコメントする提督があちこちで見られた。
- 2016/06/30のアップデートで火力最大値が50→52へ(+2)、対潜最大値(Lv99時)が72→75(+3)へ上方修正。
- 2016/11/4のアップデートで運最大値が80→83(+3)へ上方修正。
- 2017/1/10のアップデートで火力最大値が52→53(+1)へ、対空最大値が74→76(+2)へ上方修正。
- 2017/12/27のアップデートで火力最大値が53→55(+2)へ上方修正。
- 2019/10/25のアップデートで火力最大値が55→57(+2)へ、対空最大値が76→78(+2)へ上方修正。
2019年11月現在のステータス(Lv99時)
火力:57、雷装:80、対空:78、対潜:75、索敵:48、耐久:33、装甲:56、回避:95、運:32/83(最大値)
さらに過日、【対潜値100(装備込み)+ソナー系装備】によって「対潜先制爆雷攻撃」が実装されたことで、元来の対潜値の高さから対潜装備のガン積みで先制爆雷の発動を早期に獲得できるようになった。
結果、対潜護衛艦としての地位を確立し、より活躍の幅を広げることに成功している。