概要
起伏の多い地形でも、歩兵に随伴できる輸送用として開発された。
砂利道や雪上、急勾配でも問題なく歩行し、横から蹴飛ばされようが氷で滑ろうが転倒しない高度な姿勢制御機能をもつ高性能ロボット。
小型版の「LittleDog」と高速型の「WildCat」も開発されている。
前後対称の逆関節という特異な造形をしており、人間が向かい合わせに肩を組んでいるかのような艶めかしい動きで、耳障りな駆動音を鳴らしながら歩き回る姿は非常にシュールで、公開当時は大いにネタにされた。
後にDARPAがbigdogの実用化計画LS3(Legged Squad Support System)に出資、実用軍用モデル「AlphaDog」が開発。
足関節が改善され動物に近い造形になり、立ち座りもできるようになった。
燃料補給なしで24時間以上動作・連続して30km移動可能、大きすぎたエンジン音もBigDogに比べて10倍くらい静かになったが、それでもまだ問題点として指摘されている。
2016年から後継機である「Spot」が開発、試作機である「SpotMini」を経て2019年に発売された。
関連タグ
メタルギア月光(MGS4)…BigDogをモデルにしたという設定。