I'M GONNA WRECK IT!(こわしてやる!)
CV:ジョン・C・ライリー / 山寺宏一(吹き替え)
人物
主人公。1980年代のレトロアーケードゲーム「フィックス・イット・フェリックスJr.」の悪役。
身長9フィート(約2.7m)、体重643ポンド(約290kg)の大男。一人称は「俺」。
怪力でアパートビルを殴り壊し、主人公フェリックスを妨害するのが仕事。
ゲーム中では「ジーンたちに住処である森を追い出され、その場所にマンションができたことを怒って仕返しのため暴れた」という設定になっており、普段は皆が住むマンションから離れた瓦礫の山で過ごしている。
毎回、泥に落とされているため、同じ色のチョコレートが嫌い。
ドジで短気だが、悪役と設定されているとは思えないほど心優しい性格を持っており、
実は『フェリックスのようなヒーローになりたい』と思っている。
そのため自分の立場に納得しておらず「悪役お悩み相談会」にもめったに姿を見せない。
本来は共演者と仲良くなり、相方のフェリックスのようにメダルやパイが欲しいと思っているが、
誰にも感謝されない憎まれ役を演じることに耐えられなくなり、他のゲームで活躍して、自分だってヒーローの証のメダルを取れると見返すために旅立つ。
ゲーム界のタブーを犯した彼の冒険は、やがて「シュガー・ラッシュ」の世界の裏側に隠された陰謀に迫る大冒険へと発展していく。
本編や絵本などでは「偏見で苦悩している悪役が真のヒーローを目指す」という内容だが小説版では見解が異なり、「自分の立場の大切さをわかっていない未熟な悪役」として描かれている。
シュガー・ラッシュ:オンライン
ネタバレ注意!!
ある日、シュガー・ラッシュの筐体のハンドルが破損してしまい、ebayで替えのハンドルを購入するべくラルフと共にインターネットの世界へ足を運び、初めてゲームセンターの外を出てインターネットという広い世界を見る
ハンドル購入には多額の金が必要であることを知った二人は、JPスパムリーから情報を得て、スローター・レースのシャンクの車を盗もうとするも、シャンクに阻まれてしまう。しかしシャンクはラルフのおもしろ動画を取り、「それを「バズ・チューブ」のイエスのもとに届けるといい」というアドバイスをした。
シャンクとスローター・レースに対して好意的なヴァネロペに対し、ラルフの方は否定的であった。
バズ・チューブにたどり着いた二人は、イエスから「動画を人が見ること」によってハート、つまりお金を得られるという説明を受ける。しかしシャンクにとってもらった動画だけではハンドル購入に十分なハートを得られないことに気付いたラルフは、自身のおもしろ動画をたくさん作ることによって ハートを稼ぐことにした。このときポップアップに興味を持ったヴァネロペはバズ・チューブに残らなくてはならないラルフと別行動をとろうとするのに対し、ラルフは次のように言った。
この6年間一度も離れたことないだろ?一人じゃさみしいよ
しかしやむを得ずヴァネロペと別行動をとることにした。
ネタバレ
シュガー・ラッシュを直すため、そして何よりもヴァネロペの確保するために強引な手段をもってしてでもハートをかき集めようとしたラルフ。動画のコメント欄で自身のわるぐちを見て傷つくも、どうにかハンドル購入のためのハート=お金を貯めることに成功。後はebayでハンドル購入の手続きを済ませてヴァネロペと合流するだけ…のはずだった。
ヴァネロペがなかなか来ないのにイライラしたラルフは、ヴァネロペに電話を入れてみた。しかしここで彼はヴァネロペとシャンクの会話を聞いてしまう。会話の内容はヴァネロペはシュガー・ラッシュではなくスローター・レースで生きたいというものであった。ラルフにしてみれば好ましくない考えである。
ラルフはウイルスによってスローター・レースをダウンさせればヴァネロペは自分のもとに戻ってくるのではと考えた。そこで彼はスパムリーの紹介を受けウイルスを売るダブル・ダンのもとへ行き、「アーサー」というウイルスを入手する。アーサーは弱点=不安定なものを探知し、それを拡散するウイルスなのだ。それを受け取ったラルフはそれをスローター・レースに解き放った。
一方ヴァネロペはスローター・レースにてシャンクらとともにレースに参加していた。そこへアーサーがヴァネロペの不具合を探知し、それを拡散。スローター・レースはたちまち崩壊していった。スローター・レースのキャラクターとして組み込まれていないヴァネロペはこのままではゲームオーバーで死んでしまう。それに気づいたラルフは命がけでヴァネロペを救い出す。
「スローター・レースがダウンしたのは自分の不具合のせいだ」と自責の念に駆られるヴァネロペに対し、ラルフはウイルスをまいたのは自分であることを明かす。それに対し、ヴァネロペは
あんたとなんかもう一秒も一緒にいたくない!そんなことするなんて!!
そういうなり前作でラルフに渡したメダルを取り上げ、遠くへ投げ捨てた。
おい!よせ!
混乱状態になるラルフ。そしてヴァネロペは「あたしのことはもうほっといて」とラルフのそばから離れてしまう。絶望にくれるラルフの背後に、スローター・レースからアーサーが現れる。そして混乱状態のラルフを「弱点」として探知、インターネット中に拡散するのであった……
関連イラスト
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