概要
名前に「クラウン」とあるが、こちらはタクシーメインに用いられるビジネスセダン。小型タクシー・教習車用のコンフォートのホイールベースを延長し、中型タクシーの枠に合致するようサイズアップしたもの。伸びた部分は前ドア付近とされ、横から見た時に前が間延びしたような印象を与えるのが特徴。
排気量は2000cc。略称クラコン。XS/BS10系クラウンセダンとは基本的に同一だが、リアのデザインが違う。
ベースはあくまでもコンフォートなので高級車のクラウンと異なり、5ナンバーサイズで自発光式メーターなどは採用されていない。パーキングブレーキもレバー式である。
主に地方では中型タクシーとしてハイグレード車に準じた扱いが、都市部では中小タクシー会社の標準車種として使われた。
コンフォートの派生車なので基本設計は1980年代のX80系マークⅡセダンという古いものだった。
2000年に衝突安全ボディ化、2008年にエンジンをTRエンジンに載せ替え、2013年に横滑り防止装置とトラクションコントロール機能を搭載するなどの大規模なマイナーチェンジを重ねたものの、モデル末期には旧時代化が著しくなり、2017年に受注を終了。翌年製造を終え、シエンタベースのタクシー専用車両ジャパンタクシーに交代した。
詳細はWikipediaを参照。