概要
1200年前、異世界ヴァンドールに封印されたというダークファルス。劇中では災神(さいじん)と呼ばれている。皇都レグルスの地下遺跡には、星帝が乗ってきたという船があり、オラクルに存在するキャンプシップと酷似している。ダークファルスは歴史の中で何度か復活しているが、ヴァンドールの戦士たちによって再封印が続けられてきた。
オラクルのダークファルス達のように人間体があるかどうかも不明だったが、6章にて少年の姿で登場した。
20年前、テアトルは「精神」「魂」「魔力」の3つに分割されて封印された。
しかし、現在では解放軍によって「精神」のみが解放されてしまっている。
かつて自分に手傷を与えた皇帝ジークムンドに対して激しい憎悪を見せており、時折狂気的な笑顔を垣間見せる。11章にてついに主人公たちと激突し、ピエロを思わせる技を用いて苦しめた。しかし激戦の末弱ったところをローザリンデが持つ星剣ライオネルで倒されそうになる。
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ダークファルス【双子】:テアトルと同じく、子供の姿をしている。
ネタバレ
実は密かに皇太子エルウィンと取引を交わしていた。彼の世界に対する冷めた見方と、目的のためなら手段を選ばない冷酷さは「次代の依代に相応しい」としてテアトルも見込んでいた。
その取引とは「邪魔者たちを排除する代わりにエルウィンを依代にする」ことだった。ローザリンデから星剣ライオネルを騙し取ったエルウィンは、父である皇帝を刺し殺してしまった。テアトルもまた約定を果たすべくエルウィンの肉体へと憑依した。しかし、エルウィンは強靭な意思によってテアトルを抑え付けたため、現在はエルウィンに主導権を握られている。
(こうしてダークファルス•テアトルの依代となっていた少年「テアトル」(本名が不明なため、ややこしいが現在はこう呼ばれている)は解放されたが、記憶を持ち去られてしまったため、自分の正体を知るべくユリィに同行することに。)
テアトルを宿したエルウィンが最後の封印「魂」を解放して遂に完全体となるも、「人間同士が争う様を見るのも面白い」という理由で引き続きエルウィンに主導権を譲り、自身は戦いの行く末を観戦する。
その後エルウィンが【天極】(ポラリス)の力を覚醒させたユリィに敗れると、とうとうエルウィンの肉体を無理やり乗っ取って表面化。20年前に自身が敗れた要因となった【天極】の力を脅威と見たテアトルは「幻影を見せる」能力でユリィを油断させて拘束し、次元の狭間である「異界」へと幽閉した。
(この際に【劇場】(テアトル)という自身の名の由来を語っている。)
異界にてユリィの精神を破壊し、【天極】の力を奪おうとするも、スターゲートの力で侵入してきたステラ、ローザリンデ、ジャスパーによりユリィを救出され、そのまま交戦状態となる。
戦いの中で遂にダークファルスとしての姿を解放。強大な力でユリィ達を苦しめるものの、【天極】の破邪の力によって力を削がれ、追い詰められたテアトルはさらに真の姿を解放し、最後の戦いを繰り広げる。
死闘の末にとうとうテアトルは敗れ、それでも執念深く異界に潜み長い時を経て再び復活の時を待とうとするも、依代であるエルウィンの抵抗により身動きを封じられ、最後はローザリンデの持つ星剣ライオネルによってエルウィンごと貫かれ、完全に消滅した。