視テ見ヌ素振リ眼潰シテシマヘ
みてみぬそぶりめつぶしてしまへ
アーティスト・日比谷カタン氏が開いた遺体写真の数々と、奇怪な詩が載っているサイトページ。
グロサイトであり、検索してはいけない言葉とも扱われる。
戦争による画像といわれており、グロテスクであるがそれ以上に悲痛を感じさせる。
トラウマになるよりは視テ見ヌ素振リした方がいいかもしれないが、
少なくとも戦争の惨さを知ることができるだろう。
サイトを開くといきなりグロ画像が表示されるので注意。
只 霞ノ 憂ヒ 狂ワヒ
[1:首から下が消え、内蔵が出ている人物] [2:鼻から上が消失し、
右胸部から二の腕が抉れ消えた男性]
嘲ル 童子 戯レ 堕チテ
[3:喉から下にかけて肉が抉れ、 [4:顔面の原型がなく、右胸部が抉れ、
左の腕が取れて、首がない男性] 右腕が肉塊となっている。 ]
視テ 見ヌ 素振リ 眼 潰シテシマヘ
[5:口周辺の横・下の肉が少々抉れている中年] [6:おでこが割れ、頭の肉が露呈している男性]
知ラヌ 存ゼヌ 耳 削ゲ 耳 削ゲ
[7:眼の横範囲が紛失し、 [8:顔から上半身を火傷しており、水疱が上半身にできた男性]
右半身が抉り取られている、
身体の焦げた男性 ]
天狗 ヨロシヒ 鼻 モヒデ
[9:左右の目の方向が釣り合っていない男性] [10:左胸と頭に怪我を負い、
膝下の肉が露呈した男性]
命 乞ヒスル 腔 塞ゲ
[11:顔面が黒く焦げ、右腕を失くした男性] [12:11の顔面ドアップ]
厭離穢土ヤ 欣求浄土ヤ ヲ労シヤ
[13:頭の肉が抉れ、脳が露呈している男性 [14:13の別角度画像。
頭の先からカメラで映している ] 顔の下からカメラで映している。]
畸形ガ術 認メ申ス
[15:顔面から上半身に多くの火傷を負い、 [16:おでこが凹み、左胸に怪我を負った
お腹の上に水疱ができた男性。 上腕が焦げた男性]
8と類似している。 ]
逃ゲロヤ 逃ゲロ 腑 漏らし
[17:顔の多少と右の手以外原型のない人物] [18:頭が割れたうつ伏せの男性]
逃ゲロヤ 逃ゲロ 髻 紊ダシ
[19:7と同じ。] [20:8と同じ。]
鼻緒モ 剪レル 紅モ 轉ガル
[21:右頭の肉が右方向に出ている、 [22:左頭が抉り取れている男性。
胸毛の濃い男性 ] 顔がアップされている。 ]
嗚呼 厭 ヲカシ
[23:ターバンを着けた男性が身体の硬直したボロボロの少女を抱える様子]
法螺 満口ノ 硯洗エド
己ガ 不具ヲ 談ル二 堕チテ
嗚呼 厭 ヲカシ
畸形認メ申ス 歌詞
只 霞ノ 憂ヒ 狂ワヒ
(ただ かすみの うれい くるわせ)
嘲ル 童子 戯レ 堕チテ
(あざける どうじ たわむれ おちて)
視テ 見ヌ 素振リ 眼 潰シテシマヘ
(みて みぬ そぶり め つぶしてしまへ)
知ラヌ 存ゼヌ 耳 削ゲ 耳 削ゲ
(しわぬ ぞんぜぬ みみそげ みみそげ)
天狗 ヨロシヒ 鼻 モヒデ
(てんぐ よろしい はな もいで)
命 乞ヒスル 腔 塞ゲ
(いのち ごいする こう ふさげ)
厭離穢土ヤ 欣求浄土ヤ ヲ労シヤ
(えんりえどや ごんぐじょうどや おいたわしや)
畸形ガ術 認メ申ス
(きけいがすべ したためもうす)
逃ゲロヤ 逃ゲロ 腑 漏らし
(にげろや にげろ ふ もらし)
逃ゲロヤ 逃ゲロ 髻 紊ダシ
(にげろや にげろ かみ みだし)
鼻緒モ 剪レル 紅モ 轉ガル
(はなおも きれる べにも ころがる)
嗚呼 厭 ヲカシ
(ああ いと おかし)
法螺 満口ノ 硯洗エド
(ほら そぞろの すずりあらえど)
己ガ 不具ヲ 談ル二 堕チテ
(おのが ふぐを かたるに おちて)
嗚呼 厭 ヲカシ
(ああ いと おかし)
さまざまな解釈
- 苦しむものがいても無頓着に戯れていながら自分がその立場になると助けを求めて逃げようと必死になるには哀れで滑稽だ
- 誰かが痛めつけられたり殺されたりするのは見て見ぬふりをしたり笑って楽しんだりするのに、自分が逆にそういう事をされる側になると必死で周りに助けを求めるなんて愚かなことだ
- 地獄を嘲笑ったり見て見ぬふりしたり聞かぬふりしたりするくせに自分が被害者になると命乞いし、それを必死になくそうとしたり自分の不満ばかり語るものはとても醜い
- こういった惨い死に方をしている人が居るのにも拘わらず、「生きている事は当たり前」だと思っている人達に対してのメッセージ
- こんな酷い画像を見ても他人の事としか思わない、それなのに自分がこうなったときは命乞いをする。自分じゃなければよいなんて考えは醜い。
戦争の悲惨を伝えようとするものという解釈は基本一致している。
