説明
英語ではブルウィップ(Bullwhip)という。複数の細い革紐を束ね1本に編み込んだ長く柔軟な鞭で、長さは1mから8m近い物まである。柄の先からすぐに鞭になるものを一本鞭と呼ぶ。
鞭を振った際に生じる大きな音は鞭の先端が音速に達して空気を叩いている音で、物体に当たって生じる音ではない。
かつては犯罪者に対する刑罰や奴隷に対する拷問に用いられたことも多く、現代においても鞭打ち刑が採用されている地域がある。革紐をしっかり編み上げた一本鞭は強靭で先端速度も速く、打撃面が細く集中し痛みが激しい。そのため、裸体で鞭を受けた場合、たった一発の鞭で皮が切れ出血することや、あまりの痛さに泣き叫んだり失禁したりする受刑者も珍しくない。