『…この世で一番強い生き物………俺はな…毒蛇だと思うんだ』
プロフィール
身長 | 182センチメートル |
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体重 | 85キログラム |
年齢 | 27歳 |
異名 | 『求道の拳』 |
※求道の拳第1部時点
概要
元・新都(にいと)流空手二段で、太山の元一番弟子(不良だったころに太山に叩きのめされ強制的に入門させられた)。
本編前に行われた六真会館主催の外部選手を招いたトーナメントで、他流派ながらベスト8まで勝ち残る。周囲から「最強の外敵」ともてはやされる中、ベスト8より先の相手の強さから空手だけで強くなることに限界を感じ、トーナメントから半年後に道場を離れることを選ぶ。
己の強さの証明と、宿敵である早鍬へのリベンジのためにオープントーナメントに臨む。
意外なことに皇桜学園という女子大の事務員をしていた。ただ、トーナメント敗退後は仕事にも出なくなって休職扱いとなり、のちに正式に辞職している。
戦闘スタイル
超一流のパワーやタフネスを持っているが、当て勘(打撃センス)が一流半と評されている。
- 新都(にいと)流空手
彼の戦い方の基本となる戦闘スタイル。だが、上述の通り当て勘がないために急所を狙って効率よくダメージを与えることはできない。
しかし、空手の技そのものまで捨てたわけではなく、劇中では新都流の技もいくつか披露している。
- 全局面打撃
トーナメントの敗北から半年をかけて、自身の欠点を補うために考案した戦術。
急所狙いを捨てて相手の体の中心(胸から丹田までの間)を狙う、当てることに特化させた打撃術と、敗北からの半年間で身に着けたディフェンスに特化したグラップリング技術を融合した。
グラップリング技術は半年の経験値ながら、超一流の組み技使いである暮石光世の攻撃をしのぎ切るほど。
- 体外離脱
精神世界で自身の望む形の体感を行う、イメージトレーニングの一種。
池内は自らのフォームの確認やファイトスタイルを熟知している相手への仮想戦闘に用いている。
作中での活躍
トーナメント1回戦は、前回トーナメントで敗れた六真会館の山田健太郎と対戦。七色の蹴りを扱う相手だったが、全局面打撃術が当たって勝利。
2回戦は六真会館の海原道山と対戦。空間把握能力に秀でた相手の間合いの取り方に苦戦するも、何とか捕まえて零距離からの打撃を与えて勝利。
3回戦はプロレスの蔵地駆吾と対戦。単純なパワーであれば池内以上の相手であるが、池内の新都流の技である「ヒデオ」の一撃により勝利。「プロレスラーはすべての攻撃を受けきる」という蔵地の矜持にも助けられた形の勝利であった。
準決勝では六真会館の成島丈二と対戦。打撃センスの差で一方的に痛めつけられるも、池内が苦し紛れに放った一撃が顎に当たり、成島は脳震盪を起こしてしまう。それでも尚立ち上がってきてから打ち合いになり、少なくないダメージを負いながらも、最後はパワーに勝る池内に軍配が上がり、準決勝敗退となった。
決勝前に試合相手に恵まれたことを自覚して苦しむも、子安の助言もあってふっきり、決勝に臨む。決勝の相手は六真会館最強の男である辰吉勝也。試合終盤まで粘りを見せるも、地力差はどうしようもなく、決勝敗退となった。
第二部でも引き続き登場。
トーナメント後に病院を抜け出して以降、更なる強さを求めて各地を放浪。勝手に押しかけてきた鬼塚悠介と共に、独自の武術が発展している四国で経験と技を得るために道場破りを繰り返す。
最後に出会った赤城丈蔵の元で何らかの覚醒を果たした。そして卍軍団の接触を機に東京へ戻り、卍軍団との戦いに身を投じることになる。
他作品への出演
直接の登場はなく、シルエットや名前だけの登場にとどまっている。
太山倍達の逸話説明の際に質問した人物としてシルエットが、また、暮石が王馬を「求道者タイプ」の格闘家と説明する際に、例えとして彼らしい人物が出てきたりと、話の各所で彼らしい人物が描かれている。
皇桜学園英文学科准教授の小津俊夫とは親しかったらしく、彼の著書に帯コメントを送っていた。